せきねしんいちの観劇&稽古日記
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雨降り。 稽古場に行くまでに傘を二本なくす。 北千住と三軒茶屋でそれぞれ電車の中に置いたまんま下りてしまった。 新しく持っていった場面を読んで、立ってみる。 あきやんの役の複雑さをどうしていいものか考える。 僕のなかで「役割」として考えている人物像が、生身の人間としてどうなのかという質問をあきやんはぶつけてくれる。 女心は得意なはずと思っていたのに、自分の身勝手さをつきつけられたようなかんじ。 今回、ゲイの心理よりもノンケの心理を描くことがいつもより多い芝居になっている。 ゲイでもノンケでも同じ人間と思って描いていたはずが、どこかで僕にはゲイじゃない人を描くのは、とっても想像力のいることだったのだと思い知らされている。 役の人物の気持ちになって書くということはいつも意識していたことのはずなのに、「本当にできてるのかい?」と問いかける機会が今回はたくさんある。 もうひと息。
舞台で使う椅子をマミーが高円寺で見付けてきてくれた。 外にほったらかしてあったのを、その会社に直談判にいって、もらってきたそうだ。 ありがとう。
>>>初日まで8日!
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