せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年11月15日(月) 富士見ヶ丘小学校演劇授業

 朝から富士見ヶ丘小学校の演劇授業のお手伝い。
 青井陽治さんによる、来週末の発表会のための練習。
 体育館の舞台を使って、子供達に質問をして、その答えを客席にむかって話していくというスタイル。
 「子供たちのコーラスライン」といったかんじ。
 2ヶ月ぶりにあう子供達は、やっぱりまた大きくなっていてびっくり。
 自分の言葉をしゃべるのは大人でもなかなか大変なことだ。
 きっと難しいんじゃないかと思ってたのだけれど、子供達はどんどんしゃべっていく。
 見ている子供達の距離が近いことにもおどろく。
 前はもっと一人一人のテリトリーが大きくて、「集まってごらん」といってもこんなにまとまれなかったと思う。
 体育館はとっても寒くて、大人は震えていた。
 子供たちの中には半袖の子もいて、おどろいてしまう。
 授業の最後に「何かまだいいたいことのある人いる?」という青井さんの言葉に、「これをやるんですか?」と質問した子がいた。
 たしかに発表会の演目としては、みんなで台詞を覚えて、練習してということの積み上げの先にできあがった「お芝居」がふさわしいのかもしれない。この「自分のことを自分の言葉で話す」というのは、そういった意味では、なかなか努力したりがんばったりするのがむずかしいことだ。
 みんなの心配ととまどいを代表して質問した彼が、とっても頼もしく見えた。
 「そうだよ」という青井さんの答えかたも頼もしくて、子供達もほっとしただろうと思う。
 来週末の本番まであと二回の練習、子供達がどれだけのびのびと自分でいられるようになるか、その様子を僕も見ていたいと思う。
 授業のあと、給食を先生方と一緒にいただいて、帰ってくる。

 新宿で、一倉梨紗さん、原口優子さんと会って、来年の舞台のうち合わせ。
 原口さんは、初めてお会いする青年座の女優さん。今月末OFF・OFFシアターで「櫻姫東文章」主演する。「櫻姫」の話から始まって、芝居の話を思い切りたくさんしてしまい、盛り上がる。
 一倉さんともこんなにお話するのは実は初めて。
 とっても元気な二人の女優さんと一緒に何ができるか、今から楽しみだ。
 


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