広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2000年07月28日(金)  
  幸せでした 

空港の展望台で、ゆきの残り香が風に舞って
私の体を包み込みながら、ゆきは帰ってしまいました。

時の経つのは、あっというま。
楽しい時間は、ホントに早く、短く感じる。

ドコを見に行っても、丁度よいタイミング。
混雑するはずなのに空席があったり、普段は閉まっている所もスイスイと
まるで導かれたかのような、不思議な幸運。

色んなトコへ東奔西走。広島→山口→福岡へと。
原爆ドーム→秋芳洞→関門海峡。

嬉しい、楽しい、いつも一緒。
そして、私たちらしく喧嘩もしたのでした、ごめんなさい。

それじゃあ、9月に(月初希望)。

今、12時43分、ゆきからの電話。

お互いに、元気ない声。
『釣りごろ』も懐かしくもあり、寂しくもあり。

3時間前に逢ってたのにね、もう今度の逢瀬のことを考えてる。

『早く9月になんないかなぁ』

■ 今日の気分 ■

あ〜あぁ

**** ありがとう、ありがとう。 ****

夢みたいな5日間でした。
甘い蜜のような濃厚な時間を、しっとりべったり。

朝起きると横に貴方がいて。
街中を歩いている時も、車に乗っている時も、隣には貴方がいて。
夜眠りにつく時にも、傍に貴方がいて。

幸せだった。

広島の景色、広島のにおい。
貴方の住む場所、貴方の生活、貴方の姿、貴方のにおい。
全部全部、心に焼きつけて。

ナチュラルな広島弁の貴方が好き。
車を運転しながら、ぶつくさと文句を言う貴方が好き。

こっちでは見られない、自然体のしおん。

帰りの飛行機の中。新千歳空港からの連絡バスの中。
放心状態。心ここにあらず。

あれだけ一緒にいたから尚の事、恋しさが募るのかもね。

広島から帰ってきた、今日。
テレビでは『炎のストッパー津田恒美』が放送されていて。

私が見てきた広島の街並みが、たくさんたくさん映ってる。

ここも歩いたよね。ここも見たよね。
一緒に見たね、一緒にいたね。

切なくて、愛しくて。
寂しくて、恋しくて。

本当に、夢のような時間をありがとう。

私もね、もう『次』が待ち遠しい。
逢ったばかりなのに、もう抱きしめたくてたまらないでいるんだ。

9月まで、充電したぶんをなんとかもたせなくちゃね。
無駄に放電しちゃうと、すぐヘコんじゃうからさ。

ほんと、早く9月にならないかなあ。

■ 今日の気分 ■

脱力。

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: 筆 : しおんとゆき  
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