あたしに構わないで。 見ないで。 もう、忘れてよ。
同じことをまた繰り返す。
同じ処で怖くなったから。
だってきっと好きになれない。 もう分かってしまった。 あたしには未だ時期じゃない。
声を聴くのも嫌だと言ったら彼女はまた怒るだろう。 「そんなこと言わないで、もう少しだけ頑張って」と 優しく痛いほどに正しいことを言うのだ。
嫌だ。 本当に嫌だ。 如何しよう。もうどうしようもなく嫌だ。
我侭なのは知っている。 自分勝手なのも知っている。
だけど、どうしようもなく、ただ嫌悪感しか感じないんだ。
其れを隠してまで交流していくのと、スッパリ切るの、どっちがイイんだろう。
あたしは後者がいい。 彼女は其れは駄目だという。
もういいよ。 もう無理だよ。
泣きそうになる。 叫び出したい衝動に駆られる。
好きになれないのに。
あたしはどうしようもない欠陥品だ。
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