みすみや日誌


あおは あいよりいでて あいよりあおし。


2003年10月28日(火) 2時限目:方言の話。

関西弁話者(基本的に大阪辺りに基準を置いている模様)の関西弁/標準語(東京周辺方言)への認識と、東京周辺方言話者(まあ概ね標準語みたいな言葉の話者。日本には法的に設定された標準語や共通語がなく、「標準語」という概念は微妙らしい)の関西弁への認識について話を聞きました(どうでも良いがむやみに漢字が多いなあ)。
関西弁話者は標準語を「気取っている」と感じたり(これは多分、相手が元々は同じく関西弁話者だから、という理由)、対抗心をもったりする傾向がある、とのことです。対抗心というのはええと、現在国の中心となっている東京に対する上方(かみがた)の対抗心という部分もあるらしい。
逆に東京周辺方言の話者は、近頃はテレビなどで流れる関西弁を、アクセサリー的に自分たちの会話に取り入れている部分がある、と。凄くまともな意見を言うときに、照れ隠し的に語尾を「〜やねん」とかにするアレらしいです(アレとか言いながら実際に自分で見たことがあるのかどうか自信がありません)。

聞きながらいろいろ考えたんですけどね。
うちの(サイトに上がってるうちで唯一の)関西弁話者を標準語で話させてみたら凄くそれらしくなくなりましてね(喋れるんですよ、彼、一応。もう10年も関東暮らししてる訳だから)(それ以前にアレは、場所的には何県なんですかー。横浜説濃厚なれど私は横浜に行ったことがないような気がするぞ)。
方言によってこう、考え方の形態が若干左右されることなんかもあるんじゃないのかなあと思ったわけですよ。
だから別に標準語を使う事自体に抵抗がなくても、自分が自分らしくなくなるからっていう理由で方言を使いつづける、という思考も成り立つんじゃないかなと。
いえ……うちの出身地方の方言は、普通にしてればそんなに目立たないものでもありますし、思考を左右するほどの力は持っていない気がするのですけれどね。
まあ、男言葉女言葉によって表に出る性格が幾分変わるのと同じくらいの効果は、きっとあるんだろうと思ったという話。関西弁話者は関西弁で考えるのか、が目下の関心事です。ネイティブの英語話者は当然英語で考えますけど、それは地域方言変種レベルにも存在するシステムなのか?

で、だからまあ何かというと、うちの外来一粋はそういう理由で関西弁なんだろうな、と。なんだ、結局そこに帰着するのか自分。
(オフライン知人で外伝弐を読んだ事がある人には判るように、彼の母親は関西人でしたし彼自身子供時代は半分くらい関西にいました。でも別に母親を引きずってる訳ではありません)(……これ以上弓 月 様 み た い な マ ザ コ ン を 増 や し て た ま る か !)(って……あああ弓月様もまだ登場してねえ……)


午後は生物学。
やっぱり放射線の話なので若干苦手。
この間テレビでやっていた色素性乾皮症の話を聞きました。遺伝病なんですね。劣性遺伝の(生物をやっている人には判るはずだが、そんな事もう何十年もやってないだろううちの親とかが読んでいるので念のため……劣性遺伝は「劣った形質」ってことではないです。遺伝的に出やすい形質か、出やすくない形質かが問題なのです)。
後は一応、遺伝子治療などの話にちょっと入りかけましたが、今日は電子顕微鏡イベント(見たい人が試料を持ち寄って電子顕微鏡で見せてもらえる)のため終了が若干早く、その話題に入り掛けたところで終わりました。

その後、疲れていたのと、お昼の時点で炊飯をセットしてあった(タイマーではなく即炊き)ことが気になってどうしようかなあと思ったのですが、とりあえずサークル定例会に参加。
文化祭が近いので皆さん盛り上がっていますが、正直私はあんまり。ああいう場で騒ぐのは苦手です。身内で盛り上がる事自体は嫌いではないんですけど。
そういうわけですからシマウマの着ぐるみとか着ないからなっ。入手するだけの金の余裕もないしっ。と宣言したはいいがサークル関係者は誰もこの日記を見ていない(はずである)罠。あーあーあー。


晩御飯はもやしを炒めました。うん……美味いよ?もやし。(もやし戦線……)


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水門清哉(すくね)
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