今日、オラクル(世界で最も普及しているERP(経営改善ソフト)販売会社から連絡があった。なんでも今の年俸の10%アップで俺を雇いたいらしい。 この不景気の中こんなオファーを頂くとはありがたい事です。 実をいうと1年前から誘いがあったんだけど、流石に何回も申し訳ないので今回は丁重にお断りした。
でもなんで俺なんかがこんな労働市場で人気があるんだろうね〜。 俺より凄い奴なんて結構俺の周りに1杯いるのに。 そいつ等の殆どは就職なんて関係ない世界に住んでいるけどさ。 俺みたいな中途半端な人間とは違ってね…・。
1人は最近会社を造った友人だ。彼は日本の超有名な起業家に自分のビジネスプランを売りに行ってその起業家を口説き倒して、去年の12月に起業した。 所謂アントレプレナーだね。 コンサルとは訳が違う。彼にも、何度もお誘いを頂いたけれども、これも丁重にお断りしている。
もう1人はサッカー日本一を経験している男だ。 世の中にはなんだかんだ理由を付けて逃げる人が多い中で、彼は中学時代にも全国トップクラスに上がり、高校では全国制覇。 凄いですね本当に。 彼と話していると、 「この人は、人の弱さが解るいいリーダになるんだろうな。」 と思うね。彼と同じフィールドで働ける事は嬉しくもあり、怖くもあります。仲良くやりましょう。
で、一番厄介な方が俺のすぐそばにいる。 その人に 「お前は、俺には勝てネーよ。」 と笑顔で言われる。 ハイハイ、勝つ気なんてありません。 ごめんなさい。
俺は小さい時からいろんな人を見てきたけど、人観察で一番始めだったのが俺の叔父だね。 叔父は現在某企業の重役に収まっている。 一番最初に興味を持ったのは叔父がテレビに出て偉そうな事を言っていた場面を見たときだった。 いつも人の家に来ては、酔いつぶれて「うえー。」とか言って、気がつくと何語か解らない本を読んでいた。 それがテレビにでて偉そうな事を言っている。そのテレビを見て小学生ながら不思議に思ったさ。
叔父に付いては色々祖父から聞く。 東大卒、超感覚者(読んだ本を一発で暗記できる。)、ピアノの楽譜をみていきなりその曲を弾く。友達は何とか大臣。などなど。 でも、中学生ながらこの人に興味を持った出来事は、そんなVIPがわざわざ忙しいスケジュールを合間を縫って小学校時代の同窓会に顔を出しにわざわざ新潟の片田舎まで来たときだ。 その時に俺は 「あーこの人は凄い人なんだな。」 と思ったね。 別に俺は東大卒とかでは凄いとは思わないし、その人の看板でその人を見るより、その人自信を見る事が大事だと思った。結局大事なのはその人の人間性だと思ったね。 今から考えるとかなりませた中学生だね。そして、その頃か日本の教育に嫌気が差した。 でアメリカに行きたかった。 でも、俺はこの時の考え方が間違っているとは思わない。 むしろ正しかったと持っている。 だから、結構俺って昔から変ってないのかもしれない。
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