京のいけず日記
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あさってのトシゾー

うーん。優男。流し目がちょっと気持ち悪い…。 どうしてこうも重なるのかな。暇な時は誰からもお呼びがかからないのに。
明日、金曜日の予定。 例の携帯メールで授業の交代依頼(ええかげんにせいや) 派遣会社から早朝の電話。こちらも緊急のヘルプ(またですか)
駄目ですよ。明日は、あらかじめ、お休み取ってるんだから。 長女の中学生最後の行事があるんだから。
前回の長女の体育祭の時もそうだった。 仕事が2つ重なり。結局、緊急度大の職練のヘルプに行った。
もう、なんでやねん。うまくいかへんな。
美人じゃないが、八方あんじょういけばいい、そう思っている。 頼まれたら、きっぱり断れない、やわな性格。
変更可能なプライベートの用件なら後に回す。順応性はなかなか高い。 なんて、いい子ちゃん、なんだろう。
だけど。明日はダメ。あかんで。おい。
「時間を確認しますので折り返し電話させて頂いてよろしいでしょうか?」
何を言ってるんだ。私。 「明日は子どもの学校の行事があるさかい、絶対あかんねん!」 どうして言えない?
子どもが寝込んだ日でも、交代が見つからず、仕事に出たことがある。 たかが子どもの行事。授業参観だって、もう長いこと出席していない。 学校の先生、PTAのお母さんに感謝しながら、子ども任せ。
それほど仕事に責任を感じるなら 「分かりました。伺います」と、なぜ即答しない?
…何を迷ってるんだろうと思う。
家庭を大切にする人なら、こんな時、迷う方がおかしいと言うだろう。 仕事を大切にする人なら悩む方がおかしいと思うかもしれない。
両天秤にかけて重さを計ってる。価値観の違う、比べられないもの同士。
ごはん食べますか? パンを食べますか? (うどん食べるって選択もあるわな。あ。ラーメンも)
朝が来ました。起きますか? このまま眠り続けますか?
起こしてくれなかったら、起きられなかった。 目覚ましが鳴らなかったから、起きなかった。
そんな言い訳はしたくない。 仕事のせい、子どものせい、そんな言い訳はしたくない。
時には行き止まりにぶちあたって、棒を倒して、右か左か決めるけれど。 最終決定を出すのは自分。棒でも他人の思惑でもない。
で。どーする。yes か no か。 相手の求めているものは、単に出来るか、出来ないか、の返事だけ。
向こうも仕事。出来なきゃ、早く他をあたらなきゃいけない、担当者。 グジャグジャ自己陶酔的にひねくり回している時じゃない。
だよな。
「申し訳ありませんが、今回はお受けできません」
すぐに折り返し電話をする。
長女は中学3年生。最後の秋。 恥ずかしがり屋の彼女が、明日はパレードでソーラン節を踊るのだと言う。
10月の文化祭も自ら照明係を引き受けてきた。 彼女なりに、もうすぐ終わる中学生生活に燃えているんだろう。
急な仕事で行けなかった最後の体育祭。 「応援団のパフォーマンスがすごくかっこええんやから。まる子の時にでも、絶対、見に来てみ。感動するで」
まるで私を慰めるようにいう。 どうして、この子の時を見てやらなかったんだろう。
美人じゃないが、八方あんじょういけばいい、そう思っている。 それが不可能な時は取捨の選択を迫られる。
言い訳しない、後悔しない、できるだけ、そういう選択をしていきたい。
ということで、明日はどっちだ?
と、明日のジョーを急に思い出してしまったわけです。ハイ。
Sako
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