京のいけず日記

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2004年10月24日(日) 衣替え(新選組!40回目の妄感)


冬支度。日曜日は本格的に衣替え。ついでに子ども服の整理をしました。

衣替え中の歳三小僧

(衣替え。のぶ姉に叱られている歳さん)
昔の人は質素で、堅実で、物をほんとに大切にしたんだろうな。


子どもはいいなぁ。小さくなった服は、置いておいても仕方がないので、余り未練もなく処分が出来る。私の服ときたら。また痩せたら着られるかも…、などと、何年タンスの肥やしにしていることか。

結婚前は7号!パールサイズ。それが今じゃ…。もう詐欺って感じ??


今週の「新選組!」は、いよいよ油小路の決闘。平助死んじゃうんですね。40回目は伊東の分離その発端劇でした。

------ ● 新選組!第40回目の妄想的感想 「平助の旅立ち」● ------

演出:清水一彦

前回の家茂に続いて、孝明帝の死。毒殺説もあるとか。政権交代にまつわる話は、今も、昔も、策謀が暗躍しおどろおどろしい。

★伊東甲子太郎が分派(脱退)を決意

私は、腹が立つことに、何故か土方歳三が好きなので、どうしても伊東甲子太郎は仇役という位置づけになる。でも、ほんとはね。伊東の方が格段に人物が上で、それも賢いとか、博識とかいう意味だけじゃなくて、人としても、穏やかで、誠実な人物ではなかったかと思う。

ドラマや小説ではよく悪いように書かれているけれど、志に燃え、入隊したものの、自分とは主義主張が違う。だから堂々と理由を話して、離脱する。筋はそれなりに通っていると思う。

近藤の暗殺を企てたともされるけれど、これだって。伊東達の篭っている寺に大砲をぶち込もう(未遂)などと(ほんまかどうか分かりませんが、歳三さんならやりかねないぞ?)子どもじみた執念で付け回さなかったら、去るものは追わず、であったなら、油小路の惨劇も、平助の死も、近藤の負傷も起きなかったのではと思う。

時代が傾き、明日もどうなるか分からない中で、隊をあげての皆殺し的な惨劇は、新選組にとって、どんな意味があったのか。まさに裏切り者は許さない。それだけだ。

悲しいぐらい、ちっぽけ過ぎるよ、新選組も、歳三さんも。何で、私、こんな人が好きなんだろう…。

たぶん。理屈じゃなくて、好きなもんは好き、こう言うしかないんだろうな…。それにね。もっとも頼りになる私の勘が、(好きでいいよ)、(歳三はいい男だよ)と、ちゃんと認めてるもん。

★斉藤に間諜の役を頼む土方
平助を助けてやってくれ。と、斉藤に託す。憎まれ役の土方のフォローなんだけど、私は斉藤のほうが気になった。

実際、土方は斉藤のことをどういう風に思ってたんだろう。若くて腕が立ち、でしゃばらず、言ったことは実行する、信頼できる隊士かな。総司や、平助のように、年若い斉藤一。土方はそんな斉藤に甘えすぎだよ。たぶん、斉藤さんは土方が好きだったんだろね。あ。変な意味じゃなくて。さ。

★今週の山本歳三さん
伊東の誘い(策略)にのった永倉も、斉藤も…「みんな、まとめて切腹だ」

やる気もない、投げやりな言い方が艶っぽい。勝ちゃんの前だと「法度」だ、「切腹」だ、と安心して言いたいことが言えるのねん。

見えない捨助に対して目でけん制する山本歳三さん。演技、細かい (^_^.)

★寿命を悟った総司と、新選組を旅立つ平助
今回のメインですよね。このシーン。思い起こせば、この二人、試衛館の頃から、犬ころのように無邪気で仲が良かったんですよね。あんまり幼くて、殺伐とした結果が分かっているから、どうなるんだろうと思ってましたが、とうとう、ここまできちゃいました。

「今年の桜は見られても、来年の桜は分からない」
「来年のおまえが羨ましい…。再来年のおまえが…」
と、総司は、はなむけに自分の病状を打ち明ける。

沖田さんのように強くなりたい、羨ましいと目標にされて切ないね、総司。

「いつか剣を交える事になるかもしれないな」と淋しげに言う総司に対し、
「せめて相打ちに」と言ってのける平助が、それを
「がんばれ」という総司が、若くて、剣士らしくて、とってもいい。

あー。若いっていいな。一途で。贅肉がいっぱいついちゃったもんな。私。


★今週の香取勇さん
伊東に対する(強いての)物分りのよさには、少し首を傾げるけれど…。

「辛かったら、また戻って来い」平助に言ったセリフにジーン。
だって。この言葉、結婚する時、父に言われましたよ。思い出しちゃった。


Sako