京のいけず日記

もくじ前の日次の日


2004年11月26日(金) テレビで京都の秋を知る

講習13日目 
修了日まであと40日。受講生さんの間で親睦兼飲み会の話が出る。新選組は残すところ今宵を含めてあと3回! …今、日曜日です (^_^.)


あの子はタクアンが好きだねえ。

テレビに見入る歳三少年

ちなみに京都では漬物屋にも観光バスが止まるのだ。


何曜日だったか、テレビで京都の観光案内的な番組をやっていた。市田ひろみさんと、西川きよし…じゃない、氷川きよしさんらが出演していた。 

きよし、といえば、やはり思い浮かべるのは、やすきよ、ですね。あと、前川の清?必殺の中条さんも、きよっさん。ちなみに。来月は、きよし、この夜、クリスマスです… ども。

で。たぶん他に見るものがなくて、何気に見ていた。内容は季節柄、紅葉情報と、お決まりのグルメ。ようも飽きひんな、と思いつつTVを見る。

へぇ。きれいやなぁ。ここ、どこやろ。行ってみたいな。

中には、ママチャリを飛ばせば、5分ほどで行けるところもあるというのに、何も知らない。

おぉ。出町ふたばの豆もちか。

美味しいけれど、わざわざ、それだけに行って並んで買う気はない。これで、生まれも育ちも地元なんやけど。まるで余所の土地の観光案内を見ているような気分。

古寺や、町家が並んでいるかと思うと、時間貸しのガレージや、アンテナショップや、瀟洒なファッションビルが混在し、石畳や、何々の道があったりすると、一歩中へ入れば、埃が舞い、吸殻や、ゴミのあふれる道がある。

文化人や歴史家や、先端をいく科学者など、優れた人達が出る一方で、贈賄などの犯罪、凶悪事件、…結構、不祥事の舞台になることも多い。そして大半はそんな事とは関係なしに、夜になれば朝が来るように、ごく普通に暮らしている。

狭くて風が通らない。歴史の重みや、ブランドに押しつぶされそうな町。テキストのミスで話題となった京都検定なるものも出現したけれど、なんか、けったいなところやなぁ。

それでも。新幹線や、車窓から、東寺さんの五重塔を見ると、帰ってきたんやなぁ、とほっとする。ローソクの火(京都タワーのてっぺんの灯り)さえ、愛しく思う。せせこましさ、さえ安心する。ふるさと。


新選組が、歳三さん達が見た京都の町の印象はどうだったんかなぁ。
(発見された山崎の日記には、ンなこと書いてないよね。はよ読みたい)

10代の頃に初めて、東京から電車に乗り換えて多摩や日野へ行った時、京都とは全然違う景色に感動した。山や川は大きくて、素朴で、開放的で…。大好きな人が育ったところ…などと、今よりもっと妄想モードに入っていたので、尚更、やったんやろね、きっと。

約30年前。歳三さんの墓石さえ新しくなっているぐらいやし、そっちの景色も随分変わったんやろか。行きたいなぁ。東へ…。


Sako