TOM's Diary
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2006年09月28日(木) 燃費走行(第5回)

さて、第4回では、燃費をよくするためには、ゆっくり加速する
必要があるとは言え、効率を考えると、2500rpm程度までは
エンジンを回してやったほうが良いこと、それによって、空走時間
長くした方がよいことを説明した。

では、実際の街中においてはどのような点を心がけたらよいだろうか。

以下は私のやっている方法だ。
ちなみに私のクルマは4速のAT車である。

まず、信号が赤の状況で停止している状態から説明する。
信号が赤で停止しているときには、手持ち無沙汰で、タバコに火を付けたり
オーディオやナビを操作していることが多いと思う。先頭に立っていれば
じっと目の前の信号を見つめているかもしれない。しかし、これでは高燃費
運転を目指すことはできない。

赤信号で停止している際には、できるだけ遠くの信号を見て赤や青に変わる
タイミングを掴んでおく必要がある。その状況によって、目の前の信号が
青になった後にどのような運転をすれば、できるだけ停止しないで走り続ける
ことができるかをイメージしておくことが重要である。

さて、そこで信号が青になったとしよう。

1)フットブレーキを離し、意識してクリープでクルマが動き出すのを待つ。

これは、平地や下り坂の場合で、もっとも燃料を消費するゼロ発進時
の燃費消費を極力抑えるためでもあるが、気休め程度だと思う。
どちらかと言うと、同乗者がいる場合のためにできるだけ滑らかな
発進をする習慣をつけるために行っていると考えて欲しい。
ちなみに上り坂の場合も、最初の動き始めは軽くアクセルを踏み込み、
クルマが動き出すのを待っている。

2)クルマが動き出したら、アクセルを3分の1程度まで踏み込む。

これはクルマやエンジンの種類によって変える必要があるが、
要はエンジンが軽く吹け上がったときに2500rpm程度に
なるくらいのアクセル開度にすればよいと理解してもらいたい。

3)その道路の制限速度の10キロ程度上になるまでその状態を維持する。

これは、道路状況にもよるので、注意してもらいたい。
たとえば制限速度が30キロの道で、道幅が狭く、自転車や歩行者(特に
子供)が多いようなら、30キロ程度までに抑えるのが良い場合もあるし、
大きな道路で、全体の流れがかなり速いようならもう少し多く加速した
場合が良い場合もある。
逆に、次の信号が赤信号で停まらざるを得ない状況であったり、もうすぐ
赤になることがわかっている場合(赤信号で停止中に観察していれば
予測できる場合が多いはずだ)は、制限速度に達するまえに加速を取り止め
た方が絶対にいい。
とにかく、安全重視、かつ、周りの状況を充分認識しておくことが重要で
ある。

なお、制限速度をオーバーすることを薦めているわけではない。
実際にはこのあとアクセルを戻せばすぐに制限速度以下に減速するし、
周囲の状況を考慮した場合、制限速度より10キロ程度上になるまで
加速しておいた方が良い場合が多いというだけである。

4)アクセルを戻し、一定速運転に入る。

このときアクセルは完全には戻さない。
後続のクルマはまだ加速を続けているかも知れないので、アクセルを完全に
戻して、減速状態に入るのは危険である。パーシャル状態にして周囲の状況
を確認して、アクセルを完全に戻すか判断をする。

5)周囲の状況を判断する。

この段階では、まず、周囲の状況をよく確認する。特に前方をよく確認し、
できるだけ遠くの交差点の信号の状況を見ておく。青信号の交差点に歩行
者用信号があれば、それも見ておく。しばらく一定速走行が出来そうなら
そのままアクセルを維持する。

6)減速にはいる。

もし、赤信号の交差点で停まらざるを得ない状況となるようなら、早めに
アクセルを完全に戻してエンジンブレーキを利かせる。状況によっては
積極的にシフトダウンを行う。減速時は回転数が高いほうが燃料カットが
働くので燃費が良くなる。できるだけ燃料カットが働く状況で減速するのが
よい。
理想的には、停止直前にすこしだけフットブレーキを使うだけで済むように
なるのがベストである。
なお、古いクルマでは燃料カットしない場合もあるが、理想は同じである。
ただし、最新型のクルマでは、シフトダウンを意識しなくてもコンピュータ
が自動的にアクセルを戻したときの燃費を考慮した燃料の噴射をしてくれる
場合もあり、特にトヨタのハイブリット車の場合はフットブレーキを踏んだ
場合でも回生ブレーキが使用されて、機械的なブレーキは停止直前しか作動
しないように制御されているので、各自のクルマの特徴に合わせた停止方法
を探って欲しい。

なお、早めに減速すると後方のクルマの迷惑になる場合もあるので、
周囲の状況には充分注意してもらいたい。

7)停止する。

普通に停止するだけであるが、私の場合は、同乗者がいた場合に不快になら
ないような停止の仕方をこころがけている。すなわちカックンブレーキに
ならないよう、停止の瞬間ブレーキを緩めるのである。
そのためには、すこし手前で停止するくらいのつもりで早めに減速しなければ
ならず、結果として燃費にも良い影響を与えているのではないかと思っている。

ただし、過去に完全に停止する直前にブレーキを緩め、停止したのを確認して
しっかりとブレーキを踏みなおそうとした瞬間、わき見運転をしていた後続の
クルマにノーブレーキで突っ込まれ、玉突き状態で前のクルマに追突してしま
ったことがある。あと1秒遅ければ、しっかりとブレーキを踏み込んでいた
はずで、玉突きにならなかったに違いないのだが、そんなこと言っても後の
祭りである。

停止する際には充分に周囲、特に後方の状況を確認してもらいたい。

次回に続く


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