モスクワ留学日記
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モスクワ −10〜−12℃ カチコチ(凍)
ちょっと更新が滞った間にイロイロな事がありました。 今日は特にショックだった出来事についてひとつ。
◇◇◇
仕事帰り、外はすっかり真っ暗闇。(19時頃) パラパラ降ってくる雪…いや、氷のつぶに顔を打たれながら、 地下鉄から徒歩で10分の自宅を目指す。
凍ってツルツルの道路で足を滑らせながら 家路を急ぐ。急ぐ。
◇◇◇
やっと家の近くまで来た。 近所の映画館から人が溢れている。 ちょうど上演が終わった様子。
人の波に逆らって、近道を急ぐワタシ。
…と
何か感じる…
…視線
暗闇の中にひとり、男性がぬぅと立っていた。
オナカから太ももあたりまではだけて、 ワタシに男性自身を見せていた。
・・・・・・!!!! (声にならない叫び、恐怖、おののき…)
み、見てはいけないものを見てしまった…
い、いや、それより、逃げなきゃ。
追いかけてきたらどうしよう。
つかまえられたらどうしよう。
レイプされたら。。
殺されたら。。。
こんな時に限って人通りがない。
をを、神よ!
激しく反応して相手を威嚇してはいけないと咄嗟に判断し、 何も見なかったように装い先を急いだ。
少し歩いてから、一目散に逃げた。 走って走って、家に帰った。
恐くて、振り返れなかった。
◇◇◇
日本で初めて「見せる人」に会っのは小学5年生の時。 にへらにへら笑うその顔、「ちょっと遊ばない〜?」と近寄ってきたその行動にエモイワレヌ恐怖を覚えて以来、そういう人に会うたび、激しい恐怖感に襲われる。
今回のは…本当に…劇的にショック。
マイナス10度の寒空で「見せる」なんて 本当にイッチャッテル人でしょう?
何をするかわからない。 何をされるかわからない。
部屋にたどり着いて、高鳴る鼓動を感じながら 生きててよかった。。
本気で思った。
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