Easy-WorkStyle
DiaryINDEX|past|will
もう16年ぐらい前のこと、銀行の新入社員のころ、ある地方都市の営業を担当していた。
今日、久しぶりにその町のジャスコで買い物をしたが、当時、はじめて大きな契約をした宝石店がいまだにあったのでおどろいた。
社長も健在で、というか、あのころと変わらない雰囲気で店でおばちゃんたちの相手をしていた。多分もうおぼえてないと思って声をかけることもしなかったが、随分年月が経過しているにもかかわらず、あのころのままの雰囲気というのが不思議な気がした。
私自身は随分変化した。東京で一時期暮らしていたし、子どもが障害を負って大阪に帰ってきたし、マンションを買うという無茶をしたり、子供会の役員やボーイスカウトのリーダーなど全然向いてないことをしたり、東京への単身赴任が嫌で結局は銀行を辞めて転職したりと、波乱万丈の生活だ。
その町のロードサイドの店はすっかり変わってしまった。古い店はあきんどやサイゼリヤやガストや百円ショップなどに変わってしまったし、ジャスコの3階もケーズ電気とかいう電器店に変わっていた。
そんな中で、そんなに儲かりそうもない宝石店が続いているということがなんとなくうれしかったし、当時、結構な額の融資だったと思うが、そのお金が存続の原因だったらちょっぴりうれしいなあと思ったりするのだ。
銀行の営業は、最近ではすっかり様子が変わってしまっただろうけれど、そういった小さな会社を応援することの積み重ねが大切なんじゃないかなあと退職した今になって感じますネ。
|