|
|
■■■
■■
■ 癌摘出手術に付き添う
大腸癌の2度目の開腹手術。 内視鏡や腹腔鏡など体への負担がラクそうな手術ではなく、 また開腹。 患者の体力的負担をどう考えているのか? 定期検診で見逃しまくり、 既にそれらでは取れない大きさになってから気付いたという 慈恵医大に対して大いに疑問を感じる。
手術に至る経過も不信ながら、その後もダメ押しの連続。 手術前々日から絶飲食のはずが、 「トンカツ、ワカメと豆腐の味噌汁、ご飯、お茶」 なんて出てくるわ (※絶飲食の前の絶食時点で、手術前の油・海藻類は禁止) 手術は13時から始まるところ、 時間ギリギリになって、わぁわぁアレコレするものだから 看護士は手術のメモを落とすわ 血栓防止のタイツは寸前まで忘れるわ 結局手術室に入ったのは10分くらい過ぎてしまってからで、 別の患者さんと一緒になってしまった。 術後も、 「前の手術痕が壊死していたので綺麗にそこも取っておきました」 という説明を担当医が誇らしげにしていたが、 前の手術もおまーがやったんだよ!! と家族が睨んでいたことに気付いた様子はなかった。
手術開始が13時30分、終了は17時近くだった。 2〜3時間と聞いていたので、家族は何かあったのかと気を揉んだ。 原因は 「腸がかなり癒着してしまっていたので、 綺麗に剥がすのに時間がかかってしまいましたw」 とのこと。 「腫瘍は2箇所ありまして、ここからここまで切りました」 と、切り取った腸をデンと見せる医師。 (このシーンで約1名が半失神して説明から脱落w) そのガーゼに包まれていた腸は 生臭いとはまた違った汚い匂いがして、かなり鼻についた。 「前回の縫合部がここで・・・今回見つかったのはこことここ」 切り取られた腸の丁度中央部分が三角形に緑色に変色している。 それが癌なのかと思ったが、医師は 前回切り取ったところにほど近い部分にある 1つはニキビくらい、もう1つは小指の先くらいの大きさの ぷちっとしたもののほうを指し示した。 これが"癌細胞"! ちっちゃいのぅ〜 ちょっと興味を持って身を乗り出し、しげしげ観察。 「癒着が激しく悪くなっていた部分の前のこの健康な部分から 前回の縫合部の少し先まで切って、結腸と繋ぎました」 こんなプチ程度の癌なのに大きく切ったのはそのせいか。 まーなんとなく納得、半分へぇ?なところ。
術後、回復室にしばらく収容され、 病室で面会することができたのは19時近くになってからだった。 患者本人はまだ麻酔が抜けきらず静かに眠っていた。 看護士が起こしてもいいというので、 寝ている患者のそばに立ち、軽く肩を叩きながら声をかけた。 「無事終わったって!」 「・・・うーん」 「良かったね!」 「・・・」 かなり麻酔に弱い性質のようで、また眠ってしまった。 前回のようにチューブだらけということはなく、 患者の顔色もそれほど悪くない。
とりあえず、成功した模様。 よかった、よかった。
2007年05月18日(金)
|
|
|