愛があっても疲れる

2003年12月31日(水) サルものは追わず

サルものは追わずクルものは選んで(選べる程はないんですけど)はや何年。
選んでる場合じゃないって意見も多い今日この頃
「太閤記〜サルと呼ばれた男」の感想です。

ファン的には色々な剛クンが見られたりとか
コスチュームドラマとしても楽しめました。
一般の普通の時代劇フリークの方とかだったら見方も違ってくるんでしょうね。
時々お訪ねするドラマのレビューサイトとかもどんな評価なのか
それが怖くて覘けてません。

普通「大河ドラマ」とかで1年通して描くところを
CM除けたら2時間足らずで見せてしまうのにはやはり無理がありますよね。
時は戦国「群雄割拠」で「下克上」で天下人になることが
至上の目的な時代「人を切らない、戦いたくない」
そんな「秀吉」は有り得ないと私も思います。
当然「フィクション」なわけでその頃のことを知っている人が
生きているわけもなくどんな描き方をしても自由だとは思うのですが
「秀吉」とか「家康」とか固定イメージの強い人物像は覆すのが難しいような気がします。
どんなに「いいひと『秀吉』」のままでドラマを終了させても
隣国に出兵したりお市の方のご息女の1人茶々さま(淀君)を側室にして
お世継ぎを生ませるのもまた事実だったりします。

剛クン以外のキャスティングでは「藤木『信長』」がどうも・・・・
比叡山を焼き討ちにして「僧侶ではないので助けて下さい。」と
命乞いをする女人や子童を小姓に命じて目の前で切り捨てさせたり
自ら「第六天魔王」と名乗ったそんなカリスマ性は「藤木『信長』」には無かったです。
この役者さんが苦手であると言うことを差し引いても
「信長」は役不足感がありました。

剛クンは良かったと思うのですが演出もあるのでしょう。
前半は「いいひと」すぎますよね。
「ありえない、ありえない」とブツブツ言いながら見てしまいました。
後半「人を斬って」からの秀吉は顔も声も違って
役者「草なぎ剛」を堪能させて頂きました。

短時間のSPで全部を見せるのではなくどこかの部分に
焦点を当てても良かったのかなとか。
「太閤」になる途上で終わってもいいのに。
時代劇の剛クンが想像以上に素敵だったので
次は是非連ドラで見てみたいですね。

今年も後わずか。
SMAPさまも「紅白」を残すのみとなりました。
大トリということは全出場者がワラワラ出てきたりするんでしょうか?
全員でサビの振り付けもありかなぁとそんな図を想像して固まってます。
2003年がSMAPの歌で終われるのは嬉しいですね。
来年も平和で良い年になってくれたらと思います。
どうぞ皆さまも良いお年をお迎えください。



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nanako [MAIL]