愛があっても疲れる

2004年02月18日(水) 色なき風

「誰かに淹れて貰ったココアの方がずっとおいしよなぁ。」
それなら喫茶店に行けば良いだろう、とそういうことでもなくて。
「前はそんなこと思ったことなかった・・」
当たり前すぎて気付かなくて失くして初めてわかることあります。
でも気付いた時にはもう取り返しがきかないんですよね。

井上部長が亡くなられてしまいました。
「君に自分で死ぬ権利はない。」と仰ってた方に
飛び降りさせるとはキャスティングの妙というか。
人間の本質を見極めようとしてた方には
外見しか見ない人間を演じさせてるし。

井上部長とはお互いに認め合ってたんでしょうね。
きっと義朗さんのことも嫌いなわけじゃないと思うんです。
自分の身内だと沸点が凄く低くなってしまう。
「何でわかってくれないんだ?」みたいな。
後で考えると「なんでこんなことでキレたんだろう?」なことでも
その場では我慢できないこととかあります。
いつか義朗さんとも「絆」を作れると良いなと思います。

カラオケBOXの「シクラメンのかほり」
誰も入れてないのに何度も何度も流れるイントロ。
ピースする徹朗さんに目頭突かれました。
「禁煙」の文字に泣いてしまう徹朗さん。
こんな風に「喪失感」って不意にくるんですよね。

夜眠れない徹朗さんの部屋に来るやはり眠れない凛ちゃん。
「眠れないのか?」と聞かれて頷いてたけど
凛ちゃんはお父さんが泣いてるような気がしたんだと思う。
一緒に居ることでお父さんの方が慰めらてましたよね。

同伴帰宅の翌朝の父を見る冷たい目線の凛ちゃんとか
夜中に鍋を磨くゆら先生とか女は恐いなぁ。
まみちゃんも侮れ無さそうだし元妻も復讐を開始なさるのかしら?
彼女や彼女や彼女の道も続いていくんですね。






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nanako [MAIL]