オトナの恋愛考
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2010年04月10日(土) 恋人たちの会話に無駄な言葉はひとつもない






ひろは今週はずっと出張だったけど
この1ヶ月と言う間、
毎日、朝・昼・晩と一日に数回メールしてくれる。


「今、羽田だよ。これからいって来るね。」

「東京に帰ってきたよ。」

「今帰りの電車の中だよ。」

「自宅まであと約200mの場所にいるよ。」

「もう寝るね。おやすみ(チュ)」


彼の便りはまるでGPS機能並みなのだ。
だから私はたとえ何百キロも離れていても
彼の一日の行動を目に浮かばせる事ができる。
それは想像でしかないんだけれど
いつも一緒にいられるような錯覚で楽しい。

今日最後のおしゃべりなメール。

「うさニャン、おやすみ(チュ)」

私は答える。

「ひろニャン、おやすみ(チュ)
 夢で逢いたいな。」

まるでおバカな中学生レベルの愛あるメッセージ。

でも夢で逢えたらそれはもう遠く離れた存在だ。
仕方がない。

現実的には私たちは今200km以上離れた場所にいる。

今日、彼がアップしたブログの題名は
「甘い海の幸」だった。

先日、一緒に食べた海鮮料理の画像がアップしていて
わざと変換間違いしたふりをして
「幸」を私の名前の一文字で表し、

 先日食べた甘〜い海の「さち」♪本当に美味しかったなぁ。。。
 仕事で疲れた日常の中で、ほんのりと
 癒しの時間を過ごすことが出来ました♪
 あー、また食べたい!!
 僕は今、この海の「さち」に病み付きです♪

だって(笑)。

こんな他愛もない、でも私にとっては無駄でない
おバカで愛しいメッセージをくれるひと。
まるでいたずらっ子みたいだけれど、
地方のクライアント相手にいったいどんな顔をして
難しいITシステムの商談話をしているんだろ。

そんな事も想像するとかなり楽しい。






夢うさぎ |MAIL

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