オトナの恋愛考
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2010年07月25日(日) 二人だけの楽園






8月に入ってすぐの週末に私たちは夏のリゾート計画をした。

なかなかゆっくり逢える時間がないので、
ひろが「今度ゆっくり1泊でデートしよう。」と提案してくれた。

予約なしで気軽に泊まれるラブホテル?
それともたまには温泉旅館。観光地らしくペンションかプチホテル。

先週は超多忙だった恋人の代わりに
珍しく時間があった私がネットで検索をした。
いくつかの候補の中で「カップル向け貸し別荘」を発見して
さっそく恋人にメールで報告をした。

十分わかってはいるけど先週は特に忙しくて
メールの返信も電話も滞りがちな恋人に私はちょっと不満で、
約束通りに返事がないと妙な妄想で心が苦しくて
だから自分自身も忙しい方が
すべてがスムーズに事が運ぶ事を実感した。

昼過ぎに送ったメールが夜遅くに返信がきても今回は楽しみに待てた。

「ここ良いね。さっそくメゾネット型のコテージを予約したよ♪」
一番ランクが高く。しかもダブルベッドタイプのコテージで
何だかとても嬉しくなった。


伊豆の観光地の真中で、湖畔にあるリゾート施設のコテージは
普通のホテルや旅館やペンションと違って
カップル向けの別荘仕様になっているので他の客に気遣う事もなく
二人きりで小鳥のさえずりを聞きながらベランダで朝食をとったり
星空を見上げながら露天風呂に入ったり
窓を開けてベッドで愛し合ったとしても
誰にも邪魔される事のない二人だけの高原のリゾート。

あと2週間。それまで逢えないと
ちょうど20日以上顔を見れない事になる。
先週までのお互いの渇望もちょっと落ち着いて
夏のバカンス計画が待ち遠しい。

出張だと偽って私と会う恋人はスーツ姿で来ると言う。
現地でTシャツやショートパンツを調達しなくちゃ。と言ったけど
彼の好きなエディバウワーで私好みのTシャツをオーダーしちゃおうかなと思案中。

ねえ、ひろ。
私は私と一緒の時のあなただけを信じているの。

いつか別れが来るその日まで
それまでずっとなかよく愛し合おうね。





夢うさぎ |MAIL

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