Rollin' Age

2004年06月11日(金)
 夜の不等式

 「サザエさん症候群」という言葉をご存知でしょうか。今の会社に入って初めて知ったもんで、あまり一般的に知られる言葉でもないかと思いきや、ネットで検索してみるとけっこう引っかかるからそこそこ普及しているのかも。

 これはつまり、サザエさんが放映される日曜の夜。あー、もう週末が終わっちまった、明日から月曜だ、仕事だ、嫌だーと、簡単に言えばそういう症状とのことです。週末の終わりを意識し、新しい一週間への気だるさ憂鬱さを感じるという点から言えば、別に「笑点症候群」でも「のど自慢症候群」でも「CDTV症候群」でもいいような気もするけれど。まぁやはり、日曜の夜というのは、おそらく一週間でもっとも気分が沈みがちなひと時に違いない。

 逆に働き出して強烈に感じたのは、金曜の夜のすばらしさ。いわゆる「ハナ金」。サイコーです。とてつもない解放感。この夜は朝まで遊んでどれだけ無茶をしようとも、待ち受ける週末の二日間の休みが癒してくれる。

 さてそして、ここで問題にしたいのは、土曜の夜の意義なのです。いわゆる「サタデー・ナイト・フィーバー」。これさ、微妙。確かに土曜の夜も、翌日が休みということで人が変わったように踊りまくっても何ら支障が無いわけだけれど、その後で待ち受けるのは、疲れきった日曜。金曜の夜に比べ、希望が無いとは思いませんか。いってみれば「自由に過ごせる最後の夜」。それが終わっちまうと、あとはもう「来週」を意識しなければならない、と。

 そうした考え方によるならば、土曜の夜より木曜の夜のほうが素敵なのです。明日金曜を終えれば二日間の自由が待っている!どーせたいしたこともせずに寝潰して終わるのがオチだけど、とにかく二日間の自由が待っている!あー、仕事から解放される嬉しさを思うと、今から心弾みます。

 というわけで、

  金曜夜>>>木曜夜>土曜夜>水・火・月の夜>>>日曜夜

 という不等式が、俺のアタマの中で描かれるのです。



 週に二日の休みを貰えることを前提としている俺は、
 
 本当に新聞記者なのかどうか、怪しいもんだ。


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なな

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