空虚。
しずく。



 臆病。

通り雨の後、空はまた、晴れた。

先刻までの立ち込めていた雲は、嘘のようにひいて。

眩しすぎる青と、照りつける陽射し。

また、いつもの、夏の日。


出かけようか、と思案する。

このままここにいたら、私はダメになる。

だけど、一人で人ごみの中を歩けるだろうか。

"死なない"誓いは、立ててない。

だけど、今は・・・まだ、死ねない。

この身体は、言う事を聞いてくれるだろうか。


生きるも、死ぬも漠然としたまま。

その、どちらに執着するでもない。


失いたくない、と願い続けるあまり、

追いつめられ、悲鳴をあげ、壊れかけ、

ついには破綻した。だから、もう・・・。


私は弱いから、怖いから。

もう誰にも、執着しない。

これ以上歪みたくない。


あの人にはすがれる。

あの人の前なら泣ける。


だけど、いついなくなってもいいよう。

・・・あの人は、大丈夫だ、と言うけれど。

最悪のシナリオは常に頭にある。


"いつか"の負担を、軽減できるように。

2002年08月14日(水)
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