空虚。
しずく。



 クリスタルガラス。

平穏とはいえないけど、

落ち着いた毎日が過ぎている。

のんびり、ゆっくり。

そう口にするだけで落ち着いてくるし、

少し、前向きにもなれる。

頑張らないだけで、笑える私がいる。

触れるだけで痛い想いもあるけど、

少しずつ、受け止められるよ。

そう、語りかけてみた。


だけど、そんな関係になるたび、

少しずつ増える不安と、迷いがある。


私があの人に望むのは、

「母親」なのか「恋人」なのか。


恋、だと問われれば、

「そうだ」と答えられる。


だけど、

恋人、を望むのか?と問われれば、

「そうじゃない」と思う。


あの人には彼氏さんがいて、

私は彼氏さん以上にはなれない。

あの人を、幸せには出来ない。

・・・少し、悲しくなるけど、本当にそうだから。


欲しいものは奪い取らなきゃ、

なんて何回か言われたこともあったけど、

私の「欲しい」は、あなたの言うものじゃない。

だから、これで、いいんだ。と思う。


不安定な、この関係。

だからこそ、不安になる。

その口からはっきりと聞いている。

私は「友達」だ。って。

・・・それだけでも、嬉しい。

だけど、私には、そう、じゃない。

恋心だと思う、だけど、望むのは恋人じゃない。


二つの色の、クリスタルガラス。

・・・蒼いのは私、紅いのはあなた。


大丈夫、少しずつ。

焦っちゃいけない、焦っちゃいけない。

急いで答えを出す必要なんか、どこにもないんだから。

2002年09月02日(月)
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