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■ 昼と夜。
明るい昼と、暗い夜。
同じものを違って見せるその二つのように。
私もまた、表情を変える。
「されない、よな。たぶん。」
左腕から流れる血を舐めとる。
いちばん簡単な、欲望の満たし方。
不思議と、痛みは感じない。
少しずつ、刃を振るう手に力がこもる。
「自分の肉、なんか美味しくないだろうな・・・。」
何ヶ所かに残った、歯形を見て、思う。
血は、もう見飽きてて、
欲しいのはその中にあるもので。
彼、のように私も鼓動を聞くのが好きだから。
今日もまた、空想で自分を慰める。
手錠をかけて拘束する。
裸に剥いて、胸に耳を当てる。
ひどく安らぐ、その音。
・・・叫ぶ、だろうか?
その声も、最初は心地良い。
だけど、段々うるさくなってくる。
私は、とても楽しいから、笑顔を絶やさない。
使い慣れたカッターで傷つけて見る。
浅い、傷がつく。
その血を、舐める。
替えの刃を、たくさん用意しておかなきゃ。
脂でギトギトになって、すぐ切れなくなるだろうから。
語りかけながらにしようか、終始無言でいようか。
ああ、写真も大事。
お気に入りの音楽をかけて。
歌を口ずさみながら。
見たいところは、たくさんある。
ああ、解剖学の本を買ってない。
仕方ない、勘で。
殺すつもりはない。
けど、お腹裂かなきゃ内臓見れないでしょ?
・・・ここで、ストップ。
空想の中の私は何でも出来る。
だけど、現実はそうじゃないんだから。
人ひとりを拘束するなんてそうそう簡単じゃないし、
体力だって、全然ないし。
ああ、そうか。薬使えばいいのか。
また、空想に戻っていく。
それにあわせて、左腕を切ることも忘れずに。
「・・・言える?言えないよ、やっぱり。」
*
今日、スパゲッティーを食べた。
ナポリタンのソースをあっためて、
茹でたパスタにからめた。
「血の色みたい。」
血液だと思って食べる事にした。
我ながら、ナイスアイディア。
とても、美味しかった。
**
彼は心から、喜びいっぱいに笑うこともできなかった。 微笑や作り笑いはしてみせたが、顔には表情も動きもなく、 まるで無理矢理笑い顔を貼りつけたように見えた。
The Shrine of Jeffrey Dahmer...
2002年09月07日(土)
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