空虚。
しずく。



 箍。

すぐに信じられなくなるというのに。

どうして私はいつまでもあの人を信じているのか。

このままでいいはずはないけど、

それ以外の道が、見えてこない。

死のうか、逃げようか、壊そうか、生きようか。

最後にそれが来るあたり、私はまだ病んだままだ。


久しぶりに傷をつけた。

刃が錆びていた、血がついたままだった。

落ち着かなかったけど、泣かずにすむならいいと思った。

この不安を一瞬でも忘れられるならいいと思った。

もう、怒ってくれる人も、諌めてくれる人もいないんだから。

「・・・いいや。」

へらへら、笑いながら切った。

自暴自棄に、なってた。

ずっと止まっていたのに、治っていたのに。


「その程度」「その程度」「その程度」

それが、重く圧し掛かる。


それなら、最初からそんなこと言わないでよ。

変な期待、持たせないでよ。

嘘つき、嘘つき、嘘つき、嘘つき、嘘つき。


それでもまだ、奥底では信じてる。

何回もそうやって、泣いて、立ち直って、また泣いたのに。


ああ、傷ってこんなに綺麗だったんだ。

これが私の腕じゃなかったら、もっと綺麗だったのに。


ああ、殺したい。

人間でも動物でも、

内臓が見たい、抉り出したい。

それダメなら虫でもいい。

あいつら二、三回突き刺しても死なない。

手足をもいで、羽をちぎって、

嬲り殺したら少しはスッキリするんだ。


人間、人間・・・内臓・・・。

2002年10月07日(月)
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