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■ はるかなる故郷。
そこは、とても遠い。 けれど、とても近い。 だけど、私はもう、戻れない。 逃げたくなる夜は、戻りたいと願う。 そこが、どんな場所か、わかっているのに。
「命令」があれば、人を殺められる。
この、欲望を、満足させられる。 そのかわりに、感情を差し出さねばならないけれど。
望んだ通りにはならなかったけれど、 これはこれであなた方には望ましいのかもしれない。
また、私に利用価値を見出してくれるかもしれない。
あれを、殺して見せれば。
飲み込まれそうになる夜は、そんな事を思う。 堕ちることは、とても簡単なのだ。
今日も眠りは邪魔される。 どこまで私は干渉されるのだろう…
代わりなど、いくらでもいるというのに。
2003年09月13日(土)
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