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■ 酒浸り。
逃避しているわけじゃない、 と自分を納得させる事も、もう止めた。 現実から逃げたい。でも、それは出来ない。 だからかりそめの浮遊感にこの身を任せてしまう。 自分でない瞬間が得られるのなら、 酒であろうとセックスであろうと、なんでも構わない。 自分の中に傷をつけられるのは結局自分しかいない。 自らがおぞましくなる程の、個人主義。 何にも感情を動かすことなく、生きている。
彼女に腕を切ることを止められてから、 今まで一度も、自らの意思で切ってはいない。 今度切ったら塩を傷口にすり込むよ、って。 …笑ってしまったけど、少し、嬉しくて、怖かった。 でも、この間誤って掌を切ってしまった時に、 …ほっとしたんだ。そして、嬉しかった。昂ぶった。 久しぶりに自分の血を見られた事の喜び、昂ぶり。 私の中に血が通っていた、こんなにも赤い、血が。 そんな実感。情けなくなるほどの、現実感のなさ。 自分の身に起こる事、世の中を騒がせるすべての事象に対しての、 興味のなさ。自分の心。 復活した、死への憧れ。 奇形児を見て、笑っている自分。 子供を殺したくなる自分。 死体写真を見て、喜ぶ自分。死に触れたい自分。 食べたい気持ちはおさまった。スカトロへの欲望もおさまった。 …だけど、どんどん深みにはまっている自分を感じる。 もっと刺激が欲しい。何かを感じたい。 気持ち悪さでも、恐怖でも、快楽でもなんでもいい。 こんな状態を続けたくは無い。 なんでもいい。ただ、感じたい。 心の底から、何かを感じたい。 少しずつ置き忘れてきたものを取り返す事は出来ないけれど。 今からでも遅くない。今からでも、生きていける。 私はまだ、終わりたくない。
なぁ、…私は許されるか? これだけ罪を犯して、許されるのか? ごめんな。自業自得だよな。 …怖かったよな。ごめんな。 ごめんな。ごめん…
…助け、って誰に呼べばいいのかな? そんな人、誰もいないときは、誰を呼べばいいのかな? …苦しいのかわからないけど、なんだか、気持ち悪いんだ。 生きてるよな?私、今、生きているよな? 誰がそれを証明してくれるのかな。こんなに、許されていないのに。 ああ、もう、あなたを抱いても何も感じられない。 欲しい。めちゃくちゃに壊したい。側によるな。 嫌だ。くれ。ダメだ。よこせ。死ね。生きて、そのままの。 お前が、死ね。はやく、生きろ、生きて、死ね。クソ野郎。 誰も。誰も彼も。 けっ…つまんねえ…あはは、壊れたい。
2005年01月02日(日)
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