空虚。
しずく。



 

いつもの事だと思う。
決定的な亀裂はなくとも、
常に離れているのが僕らなのだから。
「"月"のせいだろうか」
そんな風に思いながら、僕は、また酒をあおる。
先刻安定剤を飲んだばかりだから、
本当は良くないことだとは、わかっている。
だけど、僕にはこうすること以外、何も浮かばない。
精液にもにたにごり酒は、僕の胸を焼いて、胃にたまっていく。
流れているのは、あの人の好きなcobaだ。
なんだか、突然耳障りに感じる。
苛立ちが、増してくる。

僕が何をしたんだ。

僕はこれ以上、考えるのをやめる。
そして、狂ったように酒をあおる。
ただ、酔うためだけに酒を飲む。

なんて不毛な、行為。

…僕は、今"何"を考えた。
ああ、気付きたくない。気付いてはいけない。
僕は僕でありたくない。死にたい。

くそったれ。

どうして、壊れないんだ。

2005年02月27日(日)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加