空虚。
しずく。



 心の行方。

もう詮索すら、しなくなった。
どうあがいても、不調はなおらない。

久しぶりに、見た夢は、また私を覚醒させて。
枕元の携帯に表示されるのは、午前四時、の無機質な文字。
私は少しだけ、笑みをつくって、息を吐く。
「また…」
そう唇からすべり落として、目を閉じる。
眠れないから、仕方ない。眠りたいけど、仕方ない。
だから、休めるように、目を閉じる。
せめて少しでも、この緊張が消えることを願って。

だけれど、それは無駄で。
今日もまた、私の身体は強張ったまま、朝を迎える。
目をあければ、すぐに覚醒する意識。休めない、身体。
それが、辛い、と思っている今も、
もう少しすれば、日常、へと変わっていく。
だから、それまでの辛抱。

そして、期日を過ぎたら…私は、終われるのだ。
だから、それまでの辛抱。

何もかもが、無意味だと感じて。
悔いは、なんだか残らない気がして。
このままいつでも、いいか、と思っている。
何も残さず、消えてしまえるのだ、と。

そう思っている時だけ、
私は笑っているのだ、と、信じて、いる。

2005年04月01日(金)
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