 |
 |
■■■
■■
■ 分離。
ひどく、空虚だと思った。 酒を飲んでもいないのに、ぼやけている。 焦点の合わない眼が、落ち着きなく部屋を彷徨う。
久しぶりに、性欲を感じた。 久しぶりに、する気になったので、してみた。 そして、気持ち悪さの正体に、気付いた。 身体の感覚だけが、抜け落ちていた。 いくら快楽を得ようとしても、身体がそうならない。 これで、眠れない事にも少し納得がいった。 ならば…強く願えば、変わるだろうか? 今は、まだ、無理だろうけれど。 これから、少しずつでも慣らしていけば…
今日も、夢を覚えていた。 …バトル・ロワイアルだった。 殺す側にも、殺される側にも回った。 私の意識だけが夢の中の人物に同調していた。 …殺される瞬間、脳は混沌としたマーブルを描いた。 ひどく、気分が悪かった。
眠りたい。安息が欲しい。 けれど、それはまだ、叶わぬ願い。
酒を飲んでも飛ばぬ意識は、 今日も夢を描き出し、私を、覚醒させる。 …目が、醒めた、その瞬間に感じるそれは、絶望、だ。
助けが欲しい。 でも、私にはもう、呼べる名がない。 …それに。助けの呼び方も、忘れてしまった。
2005年04月02日(土)
|
|
 |