空虚。
しずく。



 叫べない。

…限界、と言う言葉はもう使い飽きた。
精神がおかしいのだって、いつものことだ。

何故か、叫びたくなる。
狂ってしまいたいのだろうか。
叫べる言葉など何も在りはしないのに。
涙が勝手に流れ落ちる。それがひどくうざったい。

私の周りにはたくさんのものがあるのに。
気付いているのに。大事だと、ちゃんと思えているのに。
どうして、こんなにも空虚に感じるのだろう。
ああ、それに理由すら思えない。これが、普通なのだろうか。

…私は、死体が欲しかったらしい。
でも今求めているのは、…あの人だ。

独りになると、自分を認識すると、
壊れそうなほど落ち着かなくなってしまう。
だから、思わないようにしているのに。

ずっと笑っていたい。何も考えずに笑っていたい。
私に負けたくはないのに、どうして感情は邪魔をする。

ああ、まただ。また見える。もう嫌だ。痛い。
でも、何も叫べない。声が出ない。何も浮かばない。

もう飽きた。こんなのはもうたくさんだ。
どこまで引っ張るんだ。どこまで引きずるんだ。

うざったい。私がひどく疎ましい。
忘れてしまいたい。全て消して、やり直したい。

…でも、救いは、求めてない?…

私は今、何を感じているんだ。
私は今、何をしているんだ。
私は、どうしたいんだ。

久しぶりに、言いたい。
私が嫌いだ。私は私が嫌いだ。
何をくだらないことを考えているんだ。

…間違って、なかったよな。
「忘れること」を選んだのは。
後悔、してるけど、間違って、ないよな…

…何も知らなかった頃から、もう一度、やり直したいよ。
私の笑顔を、返して。

2005年05月13日(金)
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