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■ 安定。
左手を前に翳してみる。 薬指に光る、銀の指輪が目に入る。 "Promise"と刻まれたそれは、私と彼女の約束。 …少しだけ、落ち着く気がする。
これが、なかった時はひどかった。 自分でもおかしいと笑えるぐらい、狂っていた。 今は、そうでもないけれど。…時折、不安がよぎる。
彼女は小指にこれをつけている。 いつもはつけてなどくれないから、 それだけで私はとても嬉しくなってしまう。
でも、刻まれた「約束」が果たされることは、ない。
いつか、このシルバーリングを、 プラチナリングに換えることが私の目標。 私はそれを一生つけようと思っているけれど、 きっとあなたの薬指にはあの人との結婚指輪が光るのだろう。
…言葉に出したり、書くことは、とても良いね。 悲しみや、その他の色んな感情が、軽減される気がするから。
まだ来ていない、でもいつか必ず訪れるそれに、耐えられるよう。 今から、少しずつでも、強くなっていくよ。
2005年06月03日(金)
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