2003年05月26日(月) |
初★紫吹さんディナーショー |
はじめに断っておくが、私たち姉妹が再び宝塚を見るようになって、 そしていわゆる“ヅカファン”になって・・・かれこれ11年ほど。 その11年の間・・・基本として流れているヒト・・・ それが今や月組のトップスターとなった『紫吹淳』である。
まだ花組の中堅・・・よりも下級生に近かった“下級生のくせにキザな男役” それがいつの間にやら、“キザなことには変わりないトップスター”
11年の間、“基本は紫吹さん”と言いつつも、 私はかよちゃん、すしおさん、なるぴょん、ぶんちゃん、まゆぶーなどなど あげれば、キリがないほどの人たちにウツツを抜かし、 妹も久城さん、何気にトドロキおじさん、なんとなくなるぴょん・・・など 私ほどではないにしろ、何組でも楽しめるヅカライフを過ごしていた。
11年の最初、花組と月組を中心に観劇ライフを過ごし、 そして星組へ移行し、それでも必ず各組見ることを続けながらも ふとした時に「やっぱり基本は紫吹さんやねぇ・・・。」などと言ったりしていた。 かと言って写真などを買うわけでもなく、今まで紫吹さんのモノで買ったものと言えば、初めての写真集くらい。
そして、この春、紫吹さんのディナーショーを目前になんとなく、迷いを持っていた。 「なんとなく見たいかも・・・。」 そこへ悪友の1人Aから悪魔の囁きがあった。 こういう時の悪魔の囁きにはなんの迷いも生じない・・・。
・・・ということで2人揃って、晴れて・・・紫吹さんのディナーショーデビューを果たすこととなったのである。
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会場に案内されて、イソイソとテーブルにつく。 シャンパンやビールやワインを飲みながら・・・食事をし、 食事をしながらもなんやかんやと大笑いし、ショーが始まるのを待ちわびていた。 そうそう、この日のホテル特製のカクテル・・・。 そのカクテルを紹介してくれたのはいいのだが、ボーイが 「リカさまの頭文字の“R”という名前の・・・」と言った。 お願いだからその格好、その平気な顔で「リカさま」と言うな・・・。 悪いが、こっちが照れる。
いつの間にか会場の後ろにはコウちゃんやさらら、 その他わたくしゴヒイキの87期生・・・たちがやってきてにわかに後ろが華やか&にぎやかになった。
いや、なんやかんやと言いながらもショーが始まった。 いきなり、会場後部から登場。 歌いながら、客席を練り歩きながら、なにやら、話しながら・・・。 そして歩きながらポスターのプレゼントまでやってのけた。 いきなり・・・すごいのなんのって・・・。 そしてステージには北翔クン、葵さん、真野クン、それからえみくらちゃんが登場。 印象的だったのは北翔クン・・・。 ほーんとに飛びっきりの笑顔・・・っていうか、めちゃめちゃ楽しそう。 もちろん、他の3人も・・・なんだけど、特に・・・。
ショーの内容は詳しくは覚えていない・・・けど、 紫吹さんは何度も客席に降りてきて、ファンが差し出すハンカチで汗を拭いたり、 足を踏んでしまったお客さんに「あら、ごめんなさい。」と言ったり、 落ちている荷物を拾ってあげたり・・・もうサービス精神旺盛というかなんというか・・・。 昔々からは想像がつかなくて「エライ大きなったなぁ・・・。」と 妹としみじみ語ってしまった。
紫吹さん衣装替えの間はもちろん4人が歌ったり、こちらも楽しかった。 途中、葵さんが今上映中の『CHICAGO』のロキシー、えみくらちゃんがヴェルマのようなヘアスタイルで出てきた・・・。 まあ、これにこう思う人はホント数少ないとは思うけれども えみくらちゃんの大人っぽいスタイルを始めて見たような気がしてなんだかうれしかった。
こんなに紫吹さんの歌を聴いたことはもちろんない。 さわやかだったり、キザさったり、ヤバ系だったり・・・。 えみくらちゃんとのコンビもいつもと違った雰囲気だったり。
公演に関する歌も『ガイズ』や『ブエノスアイレス』など歌った・・・のはいいのだが、 『ブエノス』の歌詞を間違えて歌った。 もちろん、ファンのほうが気がつかないワケがない。 この歌に関しては以前TCAの時にも間違っているので、妹が憤慨していた。 紫吹さんは後で「間違えました〜。」とちゃんとコメントしていたけれどもね。
紫吹さんは文句なしにカッコよくて、なんだか無条件に「きゃ〜〜〜〜〜★」という感じだった。
客席を練り歩きながら、ファンを見つめたり、肩に手を置いて歌ったり・・・。 そんなことされてしまってる人たちは驚きで、微笑むこともできず、こわばっていた。
私たちの前を通った時・・・香りが残った・・・。ティファニーだった・・・。 ふと「長いなぁ・・・。」と思った。ずーっと愛用している香水だ。(言っておくが私じゃないぞ。紫吹さんが・・・だよ。)
あーっと言う間にショーは終わってしまい、最後に紫吹さんが共演の4人に 「今の気持ちを踊りで表現して。」と言った。 突然のことで4人とも戸惑っていたけど、ちゃんとそれぞれ足を上げたり、クルリと回ったり・・・「シアワセです。」と踊っていた。
葵さんは『血と砂』のイメージ、真野クンはなんだかカワイイ感じしかなかったので いろいろ見ることができて、なんだか得した気分だった。 北翔クンはなんとなく楽しみな男役さんだし、えみくらちゃんは今、私のイチオシの娘役のヒトリなので、文句なしで楽しめた。 (私がイチオシせんでもトップ娘役さんやっちゅうねん・・・。)
ショーが終わって・・・妹と「ほんま、時代は紫吹さんやで。」(敵意なし)とか 「やっぱ、紫吹さんやなぁ。」とワケのわからんようなことばかり言っていた。
行ってヨカッタ・・・。めちゃめちゃヨカッタ・・・。 つくづく・・・・・・しみじみ思えたショーだった。
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