2004年01月16日(金) |
宙組 東京 『白昼の稲妻』 『テンプテーション』 |
大劇場で『白昼』の劇中劇のランブルーズが上手からせり上がってくるのを見て 「トウコちゃんで、ココが見たい。」と強く思った。(ミズに敵意全くなし)
そこで美穂圭子ちゃんの外部出演の公演とあわせて見に行くことにした。
『白昼の稲妻』 内容はほとんど変わっていなかった。 ただ、ちょこっとちょこっと手直しがあった。 例えば、アルベールが最初にブールバール付近でヴィヴィアンヌを見かけた時、 タニちゃん扮するサバティエはけっこうあっさり、立ち去っていたと思う。 ところが、しばらくそこへ佇み、2人の様子を訝しげに伺い、 振り返りながら・・・立ち去る・・・とか、 サバティエがヴィヴィアンヌに「真相がわかった。」と打ち明ける時 妙にヴィヴィアンヌの肩に手を回したり、顔を近づけてみたり・・・ 少し接近度が増していた。 その後、ヴィヴィアンヌを抱き寄せて、立ち去られたあとも 「なんてことをしてしまったんだ。俺は気持ちを抑えて、気付かれないように するつもりだったのに・・・。」 というような後悔が強く感じられた。
酒場のトモエちゃんたち扮するガストンたちはさらにパワーアップしていて この日は美風さんがヤケ酒を飲み、リキちゃんに「おまえは飲むな。」と 止められていた・・・。
さてさてトウコちゃん扮するランブルーズ。 お稽古期間がめちゃめちゃ短かったと聞いた。 全員であわせたのは舞台稽古だけだったらしい・・・。 なのになんだ?この完成度の高さは。
ミズのランブルーズとは全くカラーが違った。 ミズの場合は、地位や権力ももちろんだけど確かにヴィヴィアンヌのお母さんも 自分のものにしたかった・・・という感じだったのに対して トウコちゃんのランブルーズは、ヴィヴィアンヌのお母さんを手に入れたいのではなく、 シアワセな家族であるヴィヴィアンヌの家族を破滅させたかったという感じだった。 地位や権力はもちろん。ただ、自分の計画を邪魔したコルベール伯を ただ陥れたかった・・・そういう感じのランブルーズだった。
ミズはいろんな策略の中に自分の欲望も満たしていくというタイプだけれども トウコちゃんは全てただ、計画を遂行していくための手段のヒトツでしかないようだった。
こんなにタイプが違うものか・・・とびっくりしたのと、 どちらのランブルーズもとても魅力的で興味深いものだった。
『テンプテーション』 こちらは全く・・・変化はなかったと思う。 ミズと比べて完璧なダンスではないものの、歌は完璧すぎるほど完璧で パーフェクトマンはタニオカくんが少し気の毒なくらいだった。 まあ、そこはゴールデンスマイルで攻めていたけど。
熱愛のボレロで、今まではすしおさん&シーリアコンビが 『思い残すことはない、人生最後のダンス』・・・だったのに加わって、 トウコちゃんとみほこのダンスも『人生最後のダンス』カップルだった。
今回は見るところが多すぎて、いつものすしおさん、シーリア、ともえちゃん、ひとちゃん・・・にガイチ、トウコ、タニオカくん・・・そしてますます磨きのかかったみほこ・・・。 本当に忙しくて忙しくて、キョロキョロしまくりだった。
大劇場で最初は「誘惑されへんかった〜。」と言っていたわりには けっこうハマっている自分に・・・なんだかオドロキ。
あー、早く『ファントム』見たいなぁ・・・・・・。
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