サッカー観戦日記

2026年08月23日(日) U21Jリーグ 神戸−長崎

今期から始まるU21Jリーグ。ここでも再三指摘しているが、Jリーグはハイレベルだ。高卒ルーキーはまず出られない。それだけなら兎も角、育成も苦手だ。大学サッカーに進んだ選手が実戦経験から実力的に逆転して23歳では大卒のほうが上になったりする。この大きな要因は公式戦経験とされることが多い。黎明期のJリーグはサテライトリーグというBチームのリーグ戦を行っていたが、資金難から打ち切った。コロナ禍だったか、エリートリーグというのを行ったがすぐに打ち切った。因みに観に行けなかった。そして今度はU21だ。若手を伸ばせなければ、J1クラブはJ3にレンタルとかだったが、もはやJ3は高卒選手が出られるリーグではない。というわけで、主に若手が出るリーグを編成して育成する必要に迫られたわけである。

レギュレーションを確認しよう。21歳以下を基本とし、24歳以下オーバーエイジと年齢制限なしオーバーエイジが加わる。24歳以下オーバーエイジは4人まで、年齢制限なしオーバーエイジは6人まで。ただし21歳以下のスタメン4人以上を必須とする。

本リーグは公式戦でさらに緊張感を増すために、有観客・有料で開催される。が、ヴィッセル神戸は練習場での開催であり、これにはがっかりした。チケットを取った。アウェイ側立ち見。当日着いてみるとアスファルトの上で8月の夕方は灼熱で座っていられない。

U21Jリーグ
ヴィッセル神戸−V・ファーレン長崎
8月23日 17時 いぶきの森球技場 良芝 晴れ



U-21 ヴィッセル神戸
U-21 V・ファーレン長崎
ウボングリチャードマンデー
GK 32  05.10.01 194.84 ナイジェリア


本間ジャスティン
DF 42  05.08.26 181.79


山田海斗
DF 43  06.08.31 192.70


三谷友浩
DF 70  ユース1年


橋本陸斗
DF 33  05.04.02 170.69


花元誉絆
MF 64  ユース1年


瀬口大翔
MF 51  08.01.10 176.71

浦十藏
MF 38  04.05.21 169.62 U24OA


川端彪英
FW 61  ユース3年


宮原勇太
FW 55  05.04.07 174.71


渡辺隼斗
FW 53 07.04.06 179.78




井岡海都
GK 1  98.04.27 186.79 OA

東透生
DF 2  08.12,23 ユース3年

田中友章
DF 3  08.04.02 ユース3年

大田和
DF 5  09.02.06 ユース3年

ノヒョンジュン
DF 6  07.07.19 180.79 韓国

清水法生
MF 8  08.05.16 ユース3年

岩永大翔
MF 10  08.11.22 ユース3年

村田壮優
MF 11 08.07.05 ユース3年

小川龍之介
MF 15  09.06.06 ユース2年

徳山湧哉
MF 16  09.09.03 ユース2年

宮口裕多
FW 7  08.06.30 ユース3年


スタメンを観てほしい。長崎はユース9人。体格が足りてない。一目で胸板が薄い。神戸とは身体つきが違う。これでは勝負にならない。長崎も来週からプリンスリーグが始まるので、あまりユースの選手を使えなくなるはずだが、開幕戦だけはユースの強化の使うのか。

神戸
五五五三三八
五一六一
六四
三三七十四三四二
三二

長崎
十一
七番十五八番十番
二番六番三番五番十六
一番

立ち上がりから神戸が繋ぎ倒して押し込む。右ウイングの㊳浦はスピードで長崎��東を再三ちぎり、センターフォワード53渡辺もパワー勝ち。55宮原も速いしフリーキックを蹴る精度がある。51瀬口は運べるし、ターンも鋭い。61川端はシンプルに突破できる、64花元はビルドアップの起点として引いて受けて適切に捌き続ける。左サイドバック㉝橋本は日焼けが凄いがタフに走りレフティでフリーキック担当。キャプテン。センターバックコンビは難なく跳ね返し、パスミスもない。右サイドバック㊷本間も守備で完勝。キーパー㉜ウボングはコーチングが良くバックラインを自在にコントロールした。

まず断っておく。私はユースの選手はプロを目指す競技の中にいるので厳しいことも書くことはあるが、高校生に対する一定の配慮はしている。この試合の長崎も大半はユースだが、プロチームのゲームに出ているので、プリンスリーグなどよりも厳しい基準で書く。
対する長崎はキーパー�^羃�は高くて裏のカバーもできて声も良くて、確認するまでもなく、彼はプロだな、と分かった。バックラインは大人しく、消極的でどうかと思った。�Εぅ劵腑鵐献絅鵑魯廛蹐世�、日本語が苦手なのか声が全く出ず、味方から怒鳴られていた。彼だけは当たり負けしなかったが、味方と連携できない選手が活躍できるはずもない。�E鎮罎楼導哀織佞兵虍�とドライブできる。�ヂ静弔睇�死に身体をぶつけていた。��東は守備はさっぱりだったが、攻撃面ではいいタイミングで上がって左足左クロスを入れていた。とはいえスピードがないのはプロを目指すアウトサイドとしてはどうなのか?�案岨海榔Ε▲Ε肇汽ぅ匹世�レフティっぽい。味のあるクロスがあった。とはいえ、彼もスピードが足りない。中盤はことごとくデュエルに敗れ、守備にならない。あまりにもひ弱だった。��岩永は奪ってからのカウンターでスピードがあり仕掛けられた。速攻のドリブルは良かった。守備も頑張った。ユースの選手では最も可能性を感じた。とはいえひ弱なのは確かでかなり鍛えなければならない。

22分、神戸㊳浦がスピードでちぎり中に入れて53渡辺。1−0。前半は1−0。長崎はギリギリでプロチームの面目は保ったか?という印象。力の差は歴然としていた。

後半開始すると夕陽が正面から入り見づらかった。後半神戸が3点追加して4−0となった。観客の入るゲームだから長崎は最後まで闘志を失わなかったが、前半から支配され続けて終盤は走れなかった。



2026年08月22日(土) WEリーグ開幕戦 アイナックー広島

女子プロサッカーのWEリーグも当然観戦ターゲットだ。この観戦日記を読まれている人なら、私はWEリーグ開幕やなでしこジャパンのワールドカップ優勝などよりはるかに前から女子サッカーを見続けていることがご理解いただけるだろう。
女子サッカーは男子サッカーよりも落ちるという人もいる。そういう人はフィジカルでフットボールを語っているのだろう。三流の男子テニスよりも一流の女子テニスを観るテニスファン並みに目が肥える日が来ればいいな。技術的なクオリティは高いし、戦術的にも高度だ。
WEリーグ以前の女子サッカーはINACとベレーザ、浦和の三強時代だった。WEリーグが始まってからも同じなのだが、ほかのクラブとの差が縮んだ。例えば広島だ。新スタジアムができて観客動員が良くなり、力をつけた。赤井秀一監督も優秀な指導者だ。とはいえ選手リストの出身チームを観てほしい。INACはユース出身主体なのに対し、広島は高体連出身が大半で、大学サッカー部出身も多い。つまりタレントを選べるINACと育てていかないといけない広島との立場の差が出ている。

これまでINACはイベント関係が弱いと思っていた。セレッソレディースと比べて落ちるな、と。INACは社長が阿部さんに変わったのだが、イベントに力を入れている。スタグルは充実し、活気もあり、食べるための広場もしっかり用意された。さらにベースボール型シャツの無料配布もあった。チアのショーも頑張っている。イベントはセレッソより落ちるという印象が払しょくされた。



WEリーグ
INAC神戸レオネッサ−サンフレッチェ広島レジーナ
8月22日 18時 神戸ウイングスタジアム ピッチ良 晴れ 主審 小泉朝香氏



INAC
先発
GK 1  田中桃子  00.03.17 168.65 日テレ・メニーナ
DF 22 万力安純76' 01.10.14 161.53 アンジュヴィオレ広島U18から米大学ほか
DF 3  太田美月   07.01.20 170.58 大商学園
DF 5  三宅史織  95.10.13 165.53 JFAアカデミー福島
DF 18 金月夏萌  07.07.21 158.52 INACレオンチーナ
MF 8 山本摩也76' 93.02.05 162.55 十文字 早大 スペイン他
MF 25 大熊環   01.12.25 169.60 千葉レディースU18
MF 10 成宮唯   95.02.22 154.44 JFAアカデミー福島
FW 19 久保田真生62' 05.05.30 158.56 藤枝順心
FW  9 吉田莉胡  02.06.18 165.50 ちふれASエルフェン埼玉マリ
FW 29 辻澤亜唯62' 05.12.17 156.51 藤枝順心
控え
GK 99 船田麻友  90.11.09 166.64 千葉レディースU18
DF 30 松浦加奈  05.05.23 175.65 大商学園
MF 17 箕輪千慧76' 03.05.29 158.53 日ノ本学園
MF 20 大田ありす76' 09.04.25 162.49 INACテゾーロ
MF 40 岸田優花62'88' 09.02.05 160.51 INACテゾーロ
FW 13 桑原藍62'  04.08.18 167.53 AICJ
FW 11 �眄グ�実88' 90.11.10 164.61 北海道文教大明清
監督
宮本ともみ

広島
GK  1 木稲瑠那   00.08.06 177.74 藤枝順心
DF 20 島袋奈美恵60' 98.06.10 156.54 前橋育英
DF 4 朝倉加奈子   03.04.03 163.57 大阪学芸
DF 5 市瀬千里    99.06.07 167.57 千葉レディースU16 U18 
DF 15 藤生菜摘83'  01.08.18 162.53 播磨高 東洋大
MF 23 柳瀬楓菜   02.06.06 153.50 藤枝順心
MF 8 小川愛70'   98.09.23 162.52 神村学園 慶大
MF 28 古賀花野60'  01.11.14 166.59 日ノ本学園 帝京平成大
FW 30 李誠雅70'  99.06.22 167.59セレッソ大阪ガールズ
FW 17 神谷千菜   01.03.19 165.62 聖カピタニオ女子 愛知東邦大
FW 11 中嶋淑乃   99.07.27 161.48 東海大熊本星翔

GK 32 石田ひなは  06.11.28 171.64 作陽
DF 38 嶋田華60'  02.12.18 170.62 日ノ本学園 山梨学院大
MF 7 伊藤めぐみ  02.04.07 150.48 JFAアカデミー福島
MF 9 上野真実70' 96.09.27 167.59 神村学園
MF 14 松本茉奈加60' 99.02.10 165.56 十文字 早大
MF 16 早間美空83' 05.05.14 161.57 十文字
MF 18 渡邊真衣70' 00.09.05 157.52 福井工業大福井
監督 赤井秀一

九番
二九十番十九
二五八番
十八五番三番二二
一番

広島
十一十七三十
二八
八番二三
十五五番四番二十
一番

アイナックは4−2−3−1。1トップでは繋ぐ広島にプレッシングがかからない形だ。カウンターに強い形だが、実際にはシャドーの��成宮の判断力でカバーできている。つまりかなり自由を与えられていて、前から行くのも引いて受けるのもサイドに現れるのもOK。基本的には自陣からビルドアップして崩す。
まず注目すべきはなんといっても��成宮。体格がまるでなくて海外や国際試合向きじゃないが、圧倒的な技術がある。彼女のプレーを見ているだけで楽しい。攻撃の起点は全て彼女から、というわけではなく、囮役もスペースメイキングもやってくれる。まさにプロの鑑で金をとれる選手。フィニッシャーでチャンスメーカーでゲームメーカー。プレッシングも彼女の判断による。さて�‥鎮罎麓禊灰肇薀奪廚�決まらず足元に入ってしまったが、キックが良く、反応もいい。国内最高峰のキーパー。右サイドバック㉒万力は守備はさっぱりで対面の��中嶋に翻弄され、穴になってしまったが、攻撃面で素晴らしく、飛び出して中も上がれてキックも素晴らしい。�B静弔楼掬歸�な高さと正確な足元、ロングフィード、守備の寄せとスケールの大きな選手。両足蹴れるしドライブできる。�セ安陲榔β�フィードとカバーがしっかりしている。経験があるから守れるけど、もうアイナックレベルだとセンターバックには170センチが求められる時代だと思う。�俺盞遒魯譽侫謄�で中に持ち出せてフィードもよい。太田同様若いけど実力者で守備もよい。クレバーで基本が高いレベルでしっかりしている。左クロスもよい。右コーナーも蹴る。㉕大熊は運動量豊富で判断が早く的確。技術的には並だが、中盤の底だけでなく、ガンガン上がる。�┿核椶肋紊�り目で正確な技術を発揮する。セットプレーも蹴る。決めに行く迫力がある。㉙辻澤が左のウイングとしてよく機能。ドリブルはチーム1だった。右の�概彿歸弔眥壥靴房,哀疋螢屮蕁爾世�、こちらは対面の守備が良く、カットインなど工夫を見せていた。センターフォワード��吉田は結構強かったが50キロというデータに驚く。バランスがいいのかな?プレッシングはあまり機能しなかったが、要領というか勘所が良く、ここぞというところで行っていた。フィニッシャーとしても能力が高い。ポストもこなせるし、技術的に良いのとセンス抜群だ。

広島についてプレッシング時は㉘古賀がトップに上がり、前二人と後方も連動してハメに行っていた。というかハマった。追い方がしっかりして仕込まれていた。ビルドアップも約束事が多く、策でアイナックを上回った。
キーパー�〔攬陲楼掬歸�に高くてキックもしっかりしている。右サイドバック�甘臑泙麓虍�では完敗し、クロスも雑でちょっと物足りなかった。左サイドバック��藤生もノートに「マヌケなパスミス」と書いたプレーがあって、攻撃面ではタフネスが武器で、技術的には落ちる。粘り強い守備はあったが、守備技術そのものは高くない。左センターバック�セ埓イ麓錣貿塾呂�高く、計算が立つ。右センターバック�つ�倉はフィードがあるが、守備能力は市瀬ほどじゃない。バックラインから組み立てたい広島においてはセンターバックコンビの技術に計算が立つのは大きい。�┥�川は上手い。セットプレー担当で絶えず小まめに動いてフリーになり、正確に長短のパスを出し、ミスもまるでない。広島の肝だ。㉓柳瀬は上がり目で動きまくる。��中嶋は右足でボールを運ぶドリブラー。スピードとキレと技術が高く、対面を翻弄。分かっていても止まらないので、アイナックは二人割かざるを得ず、アドバンテージになっていた。㉚李は運動量豊富だが、技術的にはイマイチでスペースがなければきつく、対面にほぼ封じられた。㉘古賀は勘所が良い。プレッシングの肝。�運醒�はいいタイミングでいてほしいところに現れる。ムービング系センターフォワードでもないが、案外身体は張らず、というか張る必要もなく、いいタイミングで引いて受けていた。
 
主審は正確な笛で観客はノーストレス。ゲームコントロールもしっかりしていた。

さて8分、ビルドアップをハメて広島奪い、素早く左の��中嶋に出し、切り返して右足に持ち替え㉒万力をかわして角度のないところからファーサイドネットに叩き込み0−1と先制。以降も広島の攻勢が続く。アイナックにビルドアップさせず、広島はビルドアップできて��中嶋は効きまくり、策がハマった。前半は0−1。

後半も入りは広島がハメる。少し落ちてきた57分、アイナックの左コーナーからの攻めなおし、��成宮がゴール前に入れて残っていた�B静弔旅發て�に合う。1−1。デカいというのは大きなアドバンテージだ。広島は翻弄されていた�甘臑泙髪親偉姪�に限界の㉘古賀を下げて、㊳島田を右サイドバックに、��松本をシャドーに入れた。アイナックも両サイドの�概彿歸�㉙辻澤を下げて、㊵岸田と��桑原を入れた。岸田が左、桑原が右だ。が、残念ながら岸田は戦術を理解してなくてプレッシングがガタ落ちになった。70分、広島は�┥�川と㉚李がアウト。��上野と�嘉�邉イン。上野がフォワード、渡邉が右。しかし72分、右コーナー��桑原が入れて広島触るが㉕大熊のところにこぼれて蹴りこむ。2−1。以降、広島がボールを握り、双方選手交代で運動量を補充するが、アイナックの最後は交代出場の㊵岸田→��高瀬だった。戦術理解が足りない。なんとかアイナックが逃げ切って開幕戦勝利した。



2026年08月19日(水) 全中1回戦 岡山学芸館清秀中−上松中・南木曾中合同チーム

全中は中体連の開催する中学校のスポーツの祭典で、高校における全国高校総体に相当する。が、大会の体制が大きく変わる。つまりあまり中学部活が盛んでない競技は外され、大会自体基本的に三日間までになる。サッカー競技は外されないが、大会日程については不明である。三日間なら1日1試合として8チームトーナメントになってしまう。私が以前から妄想していた全中女子サッカーは当然不可能になってしまった。教員の働き方改革のためだ。現代では奴隷労働に類する働きに支えられた大会には永続性がない。我々はうっかり受益者の立場で発言してしまうが、現場が「ノー」と言っているものを覆すのは構造的にも無理だし、そもそも道理的によろしくない。

さて今年はサッカー競技は広島県開催である。酷暑の中の開催をなるべく抑えるため、基本的に9時半キックオフなのだが、1回戦だけは1会場2試合開催のため、第2試合は12時キックオフ。交通費を抑えたいので、大阪からは鈍行で向かいたい。となるとどうあっても間に合わない9時半キックオフを除くと1回戦第2試合しか選択肢がない。青春18きっぷを使える時代と比べるとずいぶん高くなってしまったが、それでも鈍行のほうが安い。目的地というか会場も広島県東端の福山にした。

朝早く高槻を出て、大阪駅始発の新快速を狙う。通勤ラッシュ時とはいえ、これならば座れる可能性が高い。実際ギリギリ座れた。順調に姫路に向かっていた……はずだった。が、西明石を過ぎたらノロノロ運転で大久保駅で止まってしまった。加古川駅付近の踏切で何かあったようだ。姫路からの在来線乗り換えは7分しか余裕がない。見事に詰んでしまった。30分ほど遅れて姫路駅着。こうなると姫路・岡山間は新幹線を使うほかない。岡山に移動して、当初の予定の山陽本線に乗る。が、岡山駅の隣の北長瀬駅で再び止まる。急病人がいたようだ。もちろん病人が無事で済むことが趣味のサッカー観戦のキックオフに間に合うことよりもはるかに重要だし、こんなことでイライラしない程度には鷹揚だ。救急車も来たし医療従事者にも協力を呼び掛けていた。15分くらい遅れて列車は出発。そのまま福山駅に着いた。予定通りのバスには間に合う。福山の有名な観光地・鞆の浦行きのバスに乗り、途中で降りて目的地のスタジアムまで1.4キロ歩く。福山最大の企業、福山通運のネーミングライツがついているが、本観戦記ではすぐに名前が変わるネーミングライツ呼称はしない。

全国中学校サッカー大会1回戦
岡山学芸館清秀中−上松町立上松中・南木曾町立南木曾中
8月19日 12時 福山市竹ケ端運動公園陸上競技場 晴れ 並芝 猛暑


岡山学芸館清秀中学校 上松町立上松・南木曽町立南木曽中学校
GK 1 中野太智 GK 1 勝野一惺
GK 12 水野翔太2年 GK 18 向井健
DF 2 中原慧人 DF 4 吉村将太
DF 3 片山廉晴 DF 5 原佑真
DF 4 清原静十朗 2年DF 10 原瀬爽那
DF 5 小板尚矢 DF 13 板山傑
DF 15 林洸太 DF 16 岡村昊
DF 16 廣安廉二朗2年 DF 19 北原光 2年
MF 6 越智心大 MF 2 志水優斗
MF 7 森田悠斗 MF 6 小林悠雅
MF 8 水谷謙心 MF 8 大野伯
MF 13 西田航汰2年 MF 11 吉田行宏
MF 14 大石蒼馬2年 MF 12 雪本海雅
MF 17 金地琉生 MF 14 佐藤歩夢
MF 18 白井翔己 MF 15 永井諒 2年
FW 9 松場海樹 MF 20 北原大雅 2年
FW 10 山本奏風 FW 3 松下日向土
FW 11 吉岡凛空 FW 9 岩原怜生
監督 吉田優哉 監督 小橋桂蔵


岡山学芸館
十番九番
七番八番十八六番
十五二番三番五番
一番

上松中
三番
十二二番六番
八番十一
十三十番十六四番
一番


開始早々、上松中合同チームに衝撃を受けた。まず技術的にそんなに拙くない。そして全員が連動してパスをつなぐ。キーパーからショートパスが次々につながり前線へ運べるのだ。守備もバランスが良い。そして大きく押し上げる。実は上松のチームに衝撃を受けたのは2回目だ。全日本少年フットサル大会で上松のチームが全国準優勝したことがある。この木曾の山奥のチームに何が起こっているのかは分からないが、中体連離れした、よほど優れた指導者がいるのは間違いない。少なくとも関西の中体連にこれだけの内容を伴ったチームは知らない。岡山学芸館は恐らく近年トレンドの6年間一貫指導をしているチームだ。先天的な才能では遥かに上だ。特にスピード差は歴然としている。しかし先制したのは上松中合同チームだった。左クロスを岡山学芸館が処理ミス、これを��雪本くんがペナ外からキーパーの上を抜いた。0−1。以降こちらもビルドアップ能力はある岡山学芸館はバックラインがミドルパスも正確で大きく振り、前線に勝負パスが出るがことごとくオフサイド。岡山学芸館は立ち位置を指導されているが、お互いに連動してスペースを作りあって、という上松中合同チームほどの連動はない。前半は0−1。

しかし後半、岡山学芸館は大きな展開でスペースを突き1対1を作った。ミドルパスを蹴られるキック力あってのスタイルからスピード勝負。こればかりは先天的な才能が必要で、上松中には真似できない。スピードでぶっちぎる展開から後半5ゴールで5−1と逆転した。しかし興味深い魔術を見せてもらった。


終了後、鞆の浦にちょっと寄ろうと思い、鞆の浦方面行のバス乗り場に待ったが、バスがなかなか来ない。そうこうしているうちに福山駅方面行のバス時刻が迫り、福山駅にまっすぐ向かう決断を下す。観光するには暑すぎる。帰りの山陽本線は順調で、4時間で高槻まで戻れた。



2026年08月16日(日) J3 FC大阪−長野パルセイロ

私の主な観戦ターゲットは高校生や大学生だ。プロサッカーも観るのだが、J1J2J3WEを各シーズン1回行けば、2回目には消極的になる。
秋春制になった今シーズン、私の行くJ3は主に関西の滋賀・奈良・FC大阪と岐阜、讃岐あたりが候補になる。また超早寝早起き生活からナイトマッチは苦手だ。しかし暑い夏場は当然ナイトマッチだ。
急遽足を運ぶことにしたFC大阪は近年評判が散々だ。ホームの花園ラグビー場の第2グラウンドの改修の約束がなかなか守られず、ホームスタジアムの確保もままならない。平日和歌山・紀三井寺開催の日に行ったこともある。ホームスタジアムだけでなく経営面も政治面も不評だ。もともと大阪維新の会とべったりなクラブでもある。自称ラグビーファン、という割に近鉄ライナーズを観てない、とか野球ファンはフットボールへのネット中傷に熱心であるが、主張に客観性はないし、そもそもネットが居場所で現場に現れない人たちだ。やはり現場に足を運んで様子を見るしかない。

高槻からだとコロナ禍ではなるべく大阪中心部を通りたくない。そういうわけで新大阪乗り換えでおおさか東線で河内永和で近鉄奈良線に乗り換える。この日は18時から花園でFC大阪戦、鴻池で奈良クラブ戦があり、この時点でどちらにも行けたが(ちなみにチケットは買ってない)、FC大阪と決めてかかる。東花園駅から徒歩10分弱で花園ラグビー場だ。

会場について10分くらいスタグル広場を回る。店の数こそ充実しているが、行列も活気もない。FC大阪には有名スタグルもない。なんというか、「スタグルを充実させろ」という教科書を守っているだけ、という印象だ。そして場外イベントはまるでない。正確にはスタグル広場のテントでひっそり金魚すくいとかやっているが、やはり活気はない。そもそもナイトマッチということもあって子供が少ない。ステージも作らず、BGMも流さず、場外イベントがほぼないようではミーハーファンが来ない。予算がないのか人脈がないのか。これは高知ユナイテッドにもレイラック滋賀にも感じた。奈良クラブはイベントが充実しているし、予算だけの問題じゃないと思うのだが。

さて、まずプエルタコーヒーなる店でアイスコーヒー700円買って一息ついた。小さなコーヒーで700円と割高感はある。次いで沖縄そば1200円を食べた。具はしっかりあり、量は少なかったが、まあ満足だ。そうこうしているうちにキックオフ1時間前で場内DJがあいさつしているが、すぐ終わった。場内でもイベントやっている気配がない。そもそもこの日最大のイベントはJリーグ本家の企画のポケモンのキャラクターバッグだ。私はポケモンには疎い。ピカチュウしか分からない。さて短いながらも列が長いスタグルが外れはないだろうと思い、チキンオーバーライスを買った。1000円。ライスにスパイスを混ぜ込んだチキンを載せて野菜も加えたトルコ料理。アメリカの屋台では人気らしい。確かに美味しかった。スタグルテントを回った限り一番のおすすめかもしれない。花園クラフトビール900円を加えて花園ラグビー場バックスタンドに上がる。

試合前のあいさつは東大阪市長は両方頑張れ的な教科書通りのしっかりとしたもの。FC大阪社長のあいさつは最近の運営トラブルに対する謝罪もあった。まあ、謝罪せざるを得ないだろう。

J3リーグ
FC大阪−長野パルセイロ
8月16日 18時 花園ラグビー場 ピッチ並 晴れ 主審 宗像瞭氏 4229人


FC大阪 2種所属チームを記載した
菅原大道  95.08.10 190.85 角館高校
GK 1
水口湧斗  00.06.16 184.80 履正社
DF 5
美馬和也  97.12.01 173.69 ヴィッセル神戸
DF 13
秋山拓也  94.08.26 185.85 愛産大三河
DF 23
小島雅也  97.11.09 170.64 ベガルタ仙台
DF 52
芳賀日陽  00.07.30 169.66 FC東京
MF 8
住田将   99.08.19 181.75 名古屋グランパス
MF 14
福井和樹  01.06.13 165.61 ガンバ大阪
MF 15
久保吏久斗 97.01.23 167.64 セレッソ大阪
FW 10
東家聡樹  97.04.20 185.76 アビスパ福岡
FW 28
伊佐耕平  91.11.23 176.73 神戸科学技術
FW 95




長野パルセイロ
中野小次郎 99.03.05 200.90 徳島ヴォルティス
GK 21
大野佑哉  96.08.17 179.70 山梨学院大附
DF 7
附木雄也  94.12.17 184.83 八千代
DF 13
渡邉禅   04.01.08 168.65 東北学院
DF 24
田中康介  99.02.01 170.78 京都サンガ
DF 25
長谷川隼  97.09.14 180.74 川崎フロンターレ
MF 6
近藤貴司  92.04.26 167.62 三菱養和
MF 8
野嶋圭人  03.04.11 165.63 神戸国際大付
MF 30
森田大智  03.06.18 170.60 大津
MF 77
吉澤柊   98.10.21 176.77 武南
FW 18
藤川虎太朗 98.07.24 172.65 東福岡
FW 28


FC大阪
十五九五
二八八番十四十番
十三二三五番五二
一番

長野
十八二八
八番六番七七三十
二五十三七番二四
二一

FC大阪
キーパー�/�原はキックが正確で伸びる。角館高校がどういうところかは知らない。高校サッカーの秋田県の結果はチェックしているが、まったくのノーマーク。右サイドバック52小島は中に追い込む守備が機能。上半身も強い。左サイドバック��美馬も同様に中に追い込む。両サイドバックはクレバーでミスしない。右センターバック�タ絽�は屈強で跳ね返しきれないながらも競り合って自由を奪う。フィードもいい。左センターバック㉓秋山も屈強で右利き。中盤は��住田がレフティでセットプレー担当。左コーナーを左足で蹴るくらい信頼されている。上手い。相方の��芳賀は運動量豊富でよく拾い飛び出す。��久保はスピード豊かで野心的。左の㉘東家は伸びるストライドで速いし上手いし精神力もあるし中でもプレーできるし、FC大阪では一番気に入った。��福井はレフティで前線で変化つける。95伊佐は必死に身体を張るタスクを完遂した。

長野パルセイロ
キーパー㉑中野はレフティで左足のキックは不安定だった。200センチあるが、高さを問う前にFC大阪がキーパーの届く範囲にハイボールを上げなかったのが彼の存在感かな。右サイドバック㉔渡邉は中に絞れて運べる現代的な選手。仕掛ける意識はあるが突破力は並。周りが良く見えている。左サイドバック㉕田中はクレバー。常にアラートで戻りが早く隙を見せない。京都ユース時代からサイドバックが適正ポジションと思っていたが、しっかりベストポジションに収まった。��附木は長野で一番気に入った。パワー勝ちできるし、確実に跳ね返すのも凄いが、左足が正確で見えている。フィードは正確で難しめのパスを何度も通した。J3のキャリアで関東リーグの経験もある選手。このチームではキャプテンだが、もっと上でやれるのでは?と思った。ただもうベテランだし、キャリアを通じてしっかり努力してきた選手なのだろう。��大野は跳ね返しきれず、残念ながら附木との力の差を感じた。�δ甲�川は上手いし潰せる。勝負パスが出ないところを見ると慎重な性格か?77森田もなかなか上手いがやはり勝負パスは出ない。右ハーフ㉚野嶋はレフティで右コーナー担当。右足でも上げられる。タッチライン際でのプレーを磨いたスペシャリスト。左ハーフ�╋疇�は中に入れる、というか常に中を伺い、それを支える技術と判断力がある。2トップは連携がいい。�乙庇靴魯蹈鵐哀棔璽襪離拭璽殴奪箸膿搬里鯆イ蝓▲侫�ニッシャーとしてどんどん飛び出す。FC大阪の屈強なセンターバックコンビと渡り合えていたのは鍛えぬいた肉体とバネによる。相方の㉘藤川は前線の潤滑油。彼がいることでチーム全体の攻撃がスムーズに回る。いいタイミングで引く。

双方とも個人能力が高くてレベルが高い。これは「見る目問題」になってしまうので触れにくいが、関東の学連からは関東大学リーグのほうがJ3よりレベルが高いという主張も聞こえる。JFL界隈からも同様の主張が聞こえる。しかしJ3黎明期なら兎も角、今のJ3は関東大学リーグやJFLにははっきり差をつけていると思う。世に中には生活が満たされておらず不平不満たらたらのホンダサポとかがそれでもホンダのほうがJ3より強い、と主張するが、ホンダより弱いJ3があるのは事実だが、そんなのうまく行ってないJ3クラブがうまく行っているホンダより落ちるだけで、そんなのはフットボールがわかっているファンならば理解している程度のことだ。明言できるのはプロはハイレベルということ。商品価値があるから観に来るファンがいるというだけのことだ。

主審のレフェリングはほぼ完ぺきだったと思う。観客はストレスを感じず、この試合で宗像氏は評価を高めたのではないか?

さて開始早々、FC大阪は左深くからの折り返しを��芳賀が決めて1−0。21分、長野㉚野嶋の右足右クロスに�乙庇轡悒奪匹韮院檻院A鞍召歪耕遒�優勢だったが、FC大阪も上手くゲームを運んでいた。後半9分、長野が左から繋ぎパスを�乙庇轡拭璽鵑靴萄鹸鵑螢轡紂璽箸韮院檻押�しかしFC大阪も㉘東家が左寄りからピンポイントで中央��島田のヘッドで2−2。正確な技術が光った。FC大阪は��住田の左足右コーナーに前半から隙だらけだった長野の大外で�タ絽�が落とし左ポスト際��木匠が蹴りこみ3−2。さらに右から繋いで左に余っていた㉘東家が決めて4−2。FC大阪が快勝した。


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T.K. [MAIL]