2003年10月29日(水) 食卓を眺めて
家族が食事の時間、私は1人でPCで遊んでいました。 食欲の秋ゆえに太ったため、夕食を食べるのが怖くなってしまい、母親に頼んだのです。昼をたくさん食べるかわりに、夜を抜かせてくれ、と。
で、今日のメニューは鍋。 父と母と弟が笑い、会話に花を咲かせている姿を、私は横で見ていました。 私の目が捉えた景色は、おそろしく完璧な家族でした。 私なんかが割り込んだら壊れそうなほど、完璧な家庭の姿でした。 私は居たたまれなくなりました。
だらだら涙が溢れてきたので、私は布団がおいてある部屋に逃げました。 私はこの幸せな家族を、不穏にさせる因子です。 泣いている奴なんて、我が家にはいらないのです。 だから存在を消してしまう事はかないませんが、せめて目につかないところに逃げる人用はあるのです。
これが私の、私が世界一愛している家族への愛しかた。
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