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2026年07月27日(月) ■
『菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールとbetcover!!』

『菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールとbetcover!!』@Shibuya WWW X

どっちも 音が 強い 激つよつよ いい対バンだったー! ブッキングしてくれた方有難うございます!!!

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— kai (@flower-lens.bsky.social) 0:18 · Jul 28, 2026

いやーすごかった。ハードコアデストロイドラマティックアンダーグラウンドエレガンス歌謡とジャズとロックとタンゴとなんだ、あれ(両バンドが混ざっています)。これぞ対バン。両バンドともメンバーをしっかり紹介するところがいいですね。

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一昨年に「次のスタンディングは10年後」といっていたけれど、意外と早く実現しました。しかもこれ、1月に話してたけど中国ツアーが例のアレで中止になっちゃって空いたスケジュールのとこだったんですよね。怪我の功名か…でも早く中国でライヴ出来るようになってほしいものですよ……。

そのスタンディングがまさかの対バン、しかもお手合わせはbetcover!!。しかも(再)betcover!!の今のドラムって大儀見海なんですよ。大儀見元Jr.です! betcover!!は柳瀬二郎によるプロジェクトで、他のメンバーは流動的(らしい)。柳瀬さんのプランによってひとがやめたりやめさせられたり(いい方)するので、正直当日迄海さんいるのかな、と思っていたりもしてて…なんか一時期のオリジナル・ラヴっぽいよね……(限られたひとにしか通じない喩え)。柳瀬さんは予定調和や妥協を許さない姿勢を貫く方なのだという印象でした。

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■菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール
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菊地成孔(cond/sax/vo/perc/cdj)/ 林正樹(pf)/ 鳥越啓介(cb)/ 早川純(bdn)/ 堀米綾(hpf)/ 田中倫明(perc)/ 大儀見元(perc)/ 牛山玲名(vn1)、田島華乃(vn2)、舘泉礼一(va)/ 関口将史(vc)
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先攻。大好きなバンドbetcover!!と一緒にやれるなんてうれしいです、普通ないでしょこんな対バン。最近の若いバンドって色々紹介されるけど、聴いてて途中で寝ちゃったりするんですけどbetcover!!はほんと大好きで、ライヴにも行ったりしてて。持ち時間は1時間です、皆がちょっと狂った感じになった頃終わればいいかなと思います、狂ったらWWW X破壊しちゃっていいですからね。云々の前口上のあと「(テンポ)ちょっと早めでいこっか」と指パッチンからのカウント、「Killing Time」になだれ込んだ時の音圧とフロアのどよめき。うはーこれですよ、対バンのときの喧嘩腰のPTA! 礼節を重んじ笑顔で殴り合い! そこから一気に1時間20分……あれ? 時間内に収めるために構成を変えていたけれど、指揮者次第でソロが延びますからね。それで結局20分オーバーとなったようです。しかし凝縮された箇所がまたえらい格好良くて、「えっこれワンマンのときにも聴きたい!」と思ったところも多々。リズムをごそっと変えてきてるのとかあってスリリングだった。あとなあ、この楽団の演奏ってブワッと花が咲くような拡がり方するところあるじゃないですか、「Caravaggio」の歌になるところとかさ(伝われ)。今回それがどの曲でも顕著になってて気持ちよかったわー。

菊地さん終始ニコニコで上機嫌。予想外に歌ものも結構やって、曲間にオフマイクで唄ったりしてた。あとクラーベで蕎麦食べてた(落語か)。

「Killing Time」の田中×大儀見のパートで鳥越さんがまた色々と面白い絡みをしていて面白かった。鳥越さんといえば「ルペ・ベレスの葬儀」のソロがもはやギターのそれで、菊地さんももう天才のやることだからと好きにさせていて(と思われる)どんどん育つ。その時期にしか聴けないものばかりになっていく。あとWWW Xってステージ低めでフロア真っ平なので、鳥越さんの左手は見えるが右手が見えなかったんですね。あの音出しといてなんで左手があんなするする動くんだと思わず凝視。

ハコの特性か音響がデカくて太く、尚且ついた場所からか今回ストリングスの音がすごいクリアに聴こえた。特にヴィオラとチェロの音をじっくり聴けたのがよかったな。ヴィオラがリズムキープの核になる「ルペ・ベレス〜」、菊地さんがえらい複雑なリズムを打楽器陣に仕掛けていたので、舘泉さんの維持力に唸りました。あとショートセットに「儀式」入れてきたのには思わず声出た。

そして月初のピットインということが逆だった。客層を鑑みてのことだったのかな。「こんなの、まだまだ」なんていえるのは、過去を知っている大人だからだ。今が過去となっていくbetcover!!のファンである若者に、今を笑って生き抜く術をなんとかして伝えたいのかもしれないな、などと思いました。

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setlist(珍しく自分で書いてた。betcover!!のお客さんに紹介も兼ねてかな)
01. キリングタイム(マサカーのカヴァー)
02. 嵐が丘
03. 京マチ子の夜
04. I WISH(S・ワンダーのカヴァー)
05. 色悪
06. 儀式
07. 早川バンドネオンソロ〜ルペ・ベレスの葬儀
08. 天使乃恥部
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「色悪」がしれっと復活しててにっこり。前回「色悪」やったとき、翌日のtwitterのAI解析トレンドで「椎名林檎の『色悪』を演奏して盛り上がり……」なんて書かれて「二度とやらねえ!」って激怒してたんですよね。「AIのせいで……」と結構血の気がひいたんですけど。AIのそういうところ大嫌い、世に放つならちゃんと学習済のものを放てバカ。

そして1曲知らないものがあって「?」となったんだけど、スティーヴィー・ワンダーのカヴァーだったのか。Massive Attackに関してのツイート(気になる方は各自探して。しかし菊地さんがAPC聴いてるってことに驚いた。カヴァー曲の候補探してて見つけたとかかも知れないが……あの不穏「Imagine」強烈ですもんね)に対する答えみたいなものなのだとしたらなんとも切ない追憶の歌。こんな歌詞。それ程今の世界は酷い。

後ろのお嬢さんたちが「めっちゃ似てる〜」「そっくり」「オーラがすごい」「やばい」「バカかっこいい…」て話してらっしゃいました(後半は大儀見父のことなのかPTAの演奏のことなのかわからん)。うふふ。


菊地さんすぐツイート消すからなくなるかも知れないけど張ってみる。おじいちゃんムーブ(笑)。この現場、DJブースの真横にいたので目の前で繰り広げられました。いいもの見た……。これをいいにわざわざ激混みのフロアに降りてきてたのか。そうそうAkieさんのDJすごいよかったのです、全編レコードでスピンしてて格好よかった!

そうそう、菊地さんのtwitterアカウント(新音楽制作工房のアカウントだった筈だがもはや個人用になってるような)には楽屋風景がいっぱい上がってて楽しいです。消されるかも(以下同)なので気になる方はお早めに。以前菊地さんがいってた「大儀見は弁当喰ってるだけでも格好いい」の実例が見られます(笑)。

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■betcover!!
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柳瀬二郎(vo/b/sx/fl/whistle)/ 日高理樹(g)/ 大儀見海(drs)/ 白瀬元(pf)/ Romantic(syn/cho/perc)
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後攻。お初だったんですがお噂は予々……PTAのときドワ! となる反応の良さや、静かな曲での静まり返りぶり(それこそ針一本落ちても聴こえそうな、固唾を呑んで音に集中している感じ。おかげで菊地さんがオフマイクで唄ってるのも聴こえた)がすっごくて、あれ、betcover!!のリスナーってこういう緊迫感に慣れてる? と思ったのですが、実際演奏を聴いて成程となりました。海さんが参加する前にこんなことがあり(スポニチだが。ナタリーこういうことは記事にしないのね)、その辺の流れはSNSで見ていたので、ちょっとの気の緩みも許されない演奏をするのだな、聴く方も気合い入れなければなんて思っていたのですが、いやいや自分の気分以前に演奏が凄すぎたので自然と集中しますわ、これ。

現編成は柳瀬さんがヴォーカルでベース(先日ベースの方が抜けたそうなので)、というのは事前に知っていたのですが、フルートもサックスも吹いていた。松丸契がいた頃のパートも今全部自分でやってるってことでしょうか? 忙しいな。にしても巧い。演奏が巧い。全員巧い。そして全員殺気立ってる(褒めてる)。一触即発がずーっと続く。アタック、ブレイク、ズバズバキマる。アンダーグラウンドやパンクの匂いがするのに演奏が巧い、鬼に金棒。ちなみに調べたところRomanticさんは一度やめていて、その後任が白瀬さんだったそうなんですが、先日ベースのひとが抜けて編成を変えたときにRomanticさんが戻って鍵盤ふたり体制になったようです。これだけメンバーの入れ替わりが多いのにこの一丸っぷり。柳瀬さんの統率力というかバンマス力に恐れ入る。

途中ドラムやギターに機材トラブルがあり、前述の件からして柳瀬さんキレちゃう? とドキドキもしたのだが、実際は落ち着いて対応しており曲を変更したりギターレスでフィニッシュに持って行ってました。臨機応変力も見事。演奏し乍らスタッフに助けを求める海さんの代わりにスタッフを呼んだり、朗らかに「曲変えまーす」といったりして、努めて「怒らないようにしよう」としている気配も見えたりして(気のせいかもしれんが)なんだかこっちが泣きそうになっちゃった。あれだけのテンションの演奏が中断したら聴いてる側でも「あ゛ゞゞゞゞ!!!!!」てなるのにね。あの殺気と狂気、なんだか覚えが……と思っていたら、後日サさんに「柳瀬さん、(江戸)アケミに似てるかも」といわれ「あ゛ゞゞゞゞ!!!!!」となりました。

で、こちらの音のデカさと太さも相当なもんで、あーこっちが先攻だったら耳がやられてPTAの微音が聴き取れなかったかもと思った。編成も演奏も曲調も違うんだけど、いちばん殺気だっていた頃のミッシェル・ガン・エレファントを思い出したりして、胸が熱くなるやらせつなくなるやらでした。歌詞の「釣鐘草」とか「看護婦」ってワードチョイスも印象的。

いやーいい対バンだった。


最後にレアな集合写真を。WWW Xいい対バンを有難うございました!



2026年07月12日(日) ■
FUTURE FREQUENCIES FESTIVAL 2026

FUTURE FREQUENCIES FESTIVAL 2026@MoN Takanawa: The Museum of Narratives

楽しかったーー 恒例にしてください Kassa Overall好きすぎた キレキレ演奏とムード歌謡みたいなメンバー紹介のギャップが…何あれ……アシッドジャズらへんが好きなひとにはたまらんのでは

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— kai (@flower-lens.bsky.social) 0:27 · Jul 13, 2026


今回トムギル以外のメンバーお初だった(確か)けどつよつよの人力EDM編成Knower、FFFの趣向に合わせたのかな にしてもそこ手弾き!? な場面が次々出てきてビビる そんでジェネの歌がとにかくすごいうまいうますぎる

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— kai (@flower-lens.bsky.social) 0:30 · Jul 13, 2026

屋内で涼しいし休むとこ沢山あるし飲食にも困らないしいいじゃんいいじゃん、恒例にしてください! しかし1000と300を移動移動であっという間に終わったな…展示やシンポジウムに行く暇もなかった……転換時間長めにして出演者をもう少し増やして昼くらいからのんびりやってくれてもいいのよ〜。いや待てよ、今回2日に分けての開催だったので、まとめてオールでやってもいいのよ〜エレグラみたいに! そうしようそうしよう(簡単にいう)。

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高輪近辺は再開発に伴い新施設が次々とオープンしてるんですが、そこがカルチャー方面にも力を入れている様子。高輪ゲートウェイ駅でDJパーティが開催されたりしていて、またそのメンツが超豪華だったりする。ちゃんとしたオーガナイザーがいるな、という印象でした。


こんな感じ。イシイくんのスピンを駅構内で観られるてすげーな、なんならここ、改札フロアと吹き抜けになってるホームからも観られる。これをやれる(許可してもらえる)ということは、しっかりした企画で話を通す機関があると思われる。継続してほしいものです。

で、この度真鍋大度とBEATINK共同主催のフェスが開催されることに。メンツを見るにつけ、えっこれエレグラ(electraglide)っぽくない? とザワザワした界隈(私だ)もいたのでは? 期待も膨らむというものです。という訳で鼻息も荒く開場時間にもう入場。3月に開館したばかりのとこなので新しい! 綺麗! 爽やかな若者スタッフがにこやかに迎えてくれる! 落ち着かない!(笑)するすると受付を済まし、まずはBox1000へ。

MoN Takanawa: The Museum of Narrativesはその名の通り複合型ミュージアム。Box1500、1000、300といったカンファレンスホールのうち今回は1000と300がメイン会場。その他Tatami という100畳の畳スペース(靴脱いでくつろげる)も使われていましたが、行く暇がなかった。ミュージアムエリアでは別イヴェントが開催されていて、そこに来ていた家族づれとフェスファッションのひとたちが混ざってうろうろしている光景がカオスだった。

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■長谷川白紙(Box1000)
バンドセットなのかな? だとしたら今度出る新譜のレコーディングにも参加していた面々も出る? としたら松丸契が出るのでは? でもタイムテーブル的に難しい? 最初の数曲だけとか……なんて話していたが、ソロセットだった。多分。というのはほぼ見えなかったからです。やばいここ文字通り1000は入るハコなのにフロアに段差ない。後方だともう全然見えない。
ちらちら見えた限りでは、長谷川さんひとりしかいなくてときどきハンドマイクで唄ってました。演奏は全く見えず。どんな機材がセッティングされていたかも見えず。途中サックスの音が聴こえたので松丸さん来た!? と狼狽えましたが多分サンプリングだった。
というくらいの視界だったので、見るのは諦めて踊り倒しました。曲間全く空けず怒涛のリズムトラックと加工声。でもただのメドレーではなく、ライヴセット用にちゃんと構成してる。止まらないので踊るのにもってこい。「口の花火」が聴こえてきてガッツポーズ。
ときどき地声になる瞬間があり、その唸り具合がりんごちゃんのような迫力。エモが漏れた! って感じでシビれた。でも多分それもしっかりコントロールしてそう。
照明も直視すると危険なくらいの攻撃性で演奏にぴったり。MCは最後の「終わりっ!」のみ。台風フー子(©ドラえもん)のようでした。いやーよかった。
そういえばオープニングで韓国語の音声使ってたな。元ネタは何だろう それとも生成したものなのだろうか、とすれば何をいっていたのか気になる。

■松丸契(Box300)
ソロセットはお初。ラディカルな意志のスタイルズをはじめ数々のバンドやセッションに参加している凄腕、お噂はかねがね……。音源はいくつか聴いてはいたけど、インプロソロセットなので既存の楽曲が聴ける訳ではないのです。
リアルタイムでノイズにサックスの音を載せていく。吹奏だけでなく、キーがパッドに当たる音も録音してルーパーに載せていく。ノイズのなかから美しい旋律が浮かび上がる。
どう展開していくかの面白さもあったので、最初から通しで観たかった!

1000の終了と300の開始時間がほぼ同じなので、片方を最後迄観ていたらもう片方の開演には絶対間に合わないのでした。ここら辺は今後改善してもらいたいです!

■Kassa Overall(Box1000)
という訳で、松丸さんを最後迄観ていたのでこちらの開始には間に合わず。遅れたのは15分位だったんだけど、それでももう仕上がってる感じでした。ドラムあり歌ありラップあり、ジャズでハードバップでヒップホップでもあり、しかし強烈に感じるのは90年代アシッドジャズの香り。サックスもエレピも凄腕。
ハンドマイクで唄い乍らステージを練り歩いたかと思うと、ドラムセットに戻ってバッキバキのソロを聴かせるカッサさん。かと思えばまたハンドマイクを手にバンドのひとりひとりに寄り添い、肩なんか抱いちゃったりしつつメンバー紹介。ムード歌謡ぽい。演奏とのギャップがすごい。U.F.O.の「Loud Minority」を彷彿させる曲もあったりして、「松浦(俊夫)さん! 松浦さん来てるかな!」なんて思ったりもしました。観られてよかった〜興味を持った頃にはもうBLUE NOTEでやるひとになっていたのでね……フェスで観られるの有難い。

■KNOWER(Box1000)
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Genevieve Artadi(vo)
Louis Cole(drums, vo)
Jonathan Berroa(key)
Israel Strom(key)
Noa Denton(b)
Thom Gill(g)
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フルバンドとアナウンスされていたけれど、普段からメンバーも編成も流動的なので今回は誰が来るかな? と思っていた。両サム(ウィルクス、ゲンデル)は先月FRUEで来ていたので流石に来ないかな。イシスはお子さん産んで(おめでとうございます!)間もないから遠出はしないかも。前回(2024年)来たときはブラスセクションを日本のプレイヤーで固めたけど今回はどうだろう? そのうち大阪公演のFAがトム・ギルとアナウンス。じゃあギターは前回に引き続きトムですね。そうするうちにタワレコに来たという画像が上がる。



ようこそようこそ。知らない子が3人いる。しかもかなり若いね? 誰が何を演奏するんだろう?

さて当日。なが〜いkeyが2台センター後方に配置。えっこれ88鍵とかあるやつかな。その上手側にベース。センターにジェネヴィーヴ、上手側にトム、下手側にルイス。始まってみれば若者たちは激ウマであった。セットリストは前回とそんなに変わらず、vo、drs、b、g、key×2という基本編成も同じなのに、プレイヤーが違うとこうも変わるか! というくらい音の鳴りが違った。活きがいい〜。


なんでも3人ともルイスがinstaで見つけてきたそうで、ジョナサンとノアはなんと二十歳。まじかよ。そしてノアはこの日がKNOWER初ステージだったそう。まじかよ。ルイスと一緒に手拍子煽ってたりしててかわいかったです。

かつて自分たちがそうだったように──RHCPのアンソニーがYouTubeでルイスを発見し、KNOWERをツアーのOAに抜擢したように──才能ある若手のフックアップに積極的なのかな。いや、そもそも彼らにはフックアップという意識もないのかもしれない。SNSや動画サイトネイティヴで、共演してみたいミュージシャンがあれば声をかける。Pomplamooseのジャック・コンテに出会ったときからルイスたちはずっとそうなんだろう。世代なんて関係ない。なんてオープンなんだろう。

ブラスセクションが入ったファンキーな編成も大好きだけど、今回は基本編成のみで、より歌がフィーチャー。ルイスが声をルーパーで重ねていき、その上にジェネヴィーヴの声が重なるハーモニーの美しいこと。ジェネはパワフルな歌を聴かせるタイプではなく、ピッチが恐ろしく正確な伸びのあるクリアな声が魅力。それをしっかり聴けたのがよかった。だいたいあのリズムで転調も多い曲をスマートに唄えるのがすごいよね……。恒例の、スクリーンに投影される星空がいつにも増して輝いて見えた。トムのギターは鍵盤2台ある編成のなか、弦楽器ならではのリフをメロウに聴かせてくれました。ブルーノートだわ。グッとくるわ。

機材トラブルがあったようで出てきてから演奏が始まる迄に長い間があったり、ルイスがルーパー使って声を録音編集している時にヤジが飛んだり(「ルイスが録ってるでしょうがああ!!!」と私のなかの田中邦衛が叫ぶ。酔っ払いだったのかな……後半は静かになって本当によかった)と、落ち着かない場面はあったものの、終わってみれば満足満足。会う度に違う魅力を見せてくれる、技術に裏打ちされたアイディアに溢れた演奏を聴かせてくれるKNOWER、最高です。

「ミキティーー!」と同じトーンで「トキオー!」「ありがとー!」と何度もいうルイスでした。また来てねー! そうそう、アンコールの最後「ありがとー!」にエコーかけて出て行って、ダブルアンコールで戻ってきてすぐ「Overtime」に入ったんだけど、その導入のキーと「(ありが)とー!」のキーが同じじゃなかった!? 狙ってだったらすごい(すごいばっかり)!


シェア有難うございます! setlist.fmにも上がってるんだけどちょっと違うんですよね。機材トラブル以降曲順を変えたりしたのかも。
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01. The Abyss
02. Do Hot Girls Like Chords
03. Around
04. It Will Get Real
05. Real Nice Moment
06. Nightmare
07. Same Smile Different Face
08. Things About You
09. Hanging On
10. Different Lives
11. What's In Your Heart
12. Crash The Car
13. It's All Nothing Until It's Everything
encore:
14. I'm the President
encore 2:
15. Overtime
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2026年07月01日(水) ■
初夏の菊地成孔クインテット

菊地成孔クインテット@Shinjuku PIT INN

は〜名手

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— kai (@flower-lens.bsky.social) 0:43 · Jul 2, 2026

「魚になるまで」はPTAのレパートリーに入ったのでもうやらないのかな。「Beat It」と「寂聴」はほんと発明かと思う程の絶品なのでほんと(2回目)音源出してくださいお願いします。4年前にライヴレコーディングしているんですよね……これ、なんとかしてリリースしてほしいなあとは思うものの、このクインテットの“今”もパッケージしてほしくもあり。要は両方出してほしい。この5人でしか出せない音を残してほしいな。

しかしあのライヴもこのライヴも、今日のライヴもここで聴けた、ということ自体がプレゼントです。二度目はない。という訳で方舟ピットインの核心は聴き手の心のなかにだけある。しかし書いておかないと忘れる。という自分のエゴの為によるメモです。ちょっとだけね、ちょっとだけ。

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菊地成孔:vo, ss
林正樹:pf
宮嶋洋輔:g
小西佑果:cb
秋元修:drs
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・しかしこのクインテットのライヴ、一年半ぶりなのだった。年末の3DAYSに行くのを恒例にしているのですが、昨年は年末進行ど真ん中で行けなかったのです。毎回ほぼ同じ日にちだから、一昨年の時点で「来年は火曜(校了日)になるんじゃないか」と思っていたらやっぱりそうでな……
・で、今年の年末迄にどっかで聴いておきたいが……と思っていたところ秋元くんが病気を公表。この時点での直近は6月1日のBLUE NOTE PLACEだったのだがこちらには行くことが出来ず、次にいちばん近かったこの日のチケットをとる
・BNPではその辺の話も結構したみたいですが、今回は一切なし。そういうところも筋が通ってる。二度目はないのよ
・物販のクリアファイル(後述)を見て、「急に具合が悪くなる」こともあるのだろうか……などと開演前に思っていたら前にいたひとが『急に具合が悪くなる』のパンフレットを読み始めたのでなんともいえない気分に

・菊地さんは調子悪くてあたりまえ(©近田春夫)を地で行くひとで、具合悪いなら悪いでいいステージを見せるのだろうという信頼感はある。で、実際心に響く音を出す
・秋元くんもその通り
・しかし今回は、いつものことではあれど本当に楽しそうに演奏しているので、ついつい秋元くんばっかり見ちゃったな
・突然思い出したりもするのだが(いつも思え)菊地さんはドがつくリズムマスターなのだった
・で、秋元くんもそうなのだった。このひとの演奏聴くようになってから、ディレイと解釈していた音が微分された状態で置かれたものなんだなと掴めるようになってきたというか……
・それをなまりというのか、と
・ふたりが出会って本当によかったーーー

・今回の「Mr.サマータイム」は虫喰いじゃなかった
・そうか、風邪をひくリスクが低いこの季節だと声のコンディション的にはいいのかも
・夏は夏でエアコンで喉をやられそうなので、春とか初夏とか秋っていいのかも
・と今更思う
・途中リードが割れて落ちちゃったんだけど(「割り箸みたいになっちゃった」)皆スパッと展開増やして菊地さんがリード交換し終えるのを待つのね。その間の演奏がまたすごくよくてさ……皆笑顔でさ。本当に皆楽しそうで

・イントロでフロアの雰囲気がわっとなる「Beat It」。歓声が上がるとかではなく、「来た!」と息を呑む空気が拡がるんですよね。反応が早い。つまり常連が多い
・「Over The Rainbow」もロングトーンが始まった時点で「あれだな」と了解が出来てる感じ
・「(演奏ではなくMCの内容について)冥土の土産に聞いてってください」みたいなこといってたけど、決してチケットをとりやすくはない菊地さんのピットイン公演、その争奪戦に勝ち残っているおじいちゃんたちどんだけガチのファンなんだと思う

・で、ピットインならではの交流があったりする
・「ステージドリンク忘れてきちゃった。烏龍茶とか持ってきてもらえますか」「あるいは前の席のどなたかいただけませんか。後ろのバーカウンターから持ってきてもらうよりその方が早い、すぐ演奏に入れるので。……ああ、有難うございます」「(ひとくちいただいたあと、そのまま差し上げますといわれたのか)これはあなたのだから(と返す)」
・ここで30年前に聞いたすごいどうでもいいことを思い出す。姉の友達が夜中にモスバーガーをテイクアウトして家に帰る途中で今田耕司に遭遇し、今田の大ファンだったそのひとは咄嗟に「何かプレゼントしたい!」と思ったそうで、持っていたモスバーガーの袋を「これ、どうぞ!」と渡そうとしたんだそうです(「自分でも後になって何やってんだろうと思った」とか)。そしたら今田が「これは君のやろ」と冷静に返してくれたという話
・で、ひとりツボに入ってしばらく笑っていた
・ほんとにどうでもいい

・ラップ、スポークンワードがなかった
・一年半の間にモードの変化があったのかな

・喪服を着ていたような気がする
・そういえば曲の紹介一切なかったな。普段はちょっと解説するじゃないですか
・いつもよりはMCが少なくて、その内容もせつないような
・恒例の石若駿いじりもなかったし
・「CD作ったらサーキット出たいよね。東京。大阪。……秋田」
・「なんで皆下向いてんのよ。行きたくない? じゃあこれはどう? 東京。チェンマイ。クアラルンプール。サンクトペテルブルグ(曖昧。アジアの都市が多かったかな)……最後にパリ。これなら行きたいでしょ?」
・本当に行けたらいいのに。今の5人で
・宮嶋「洋輔」なのに「よういち」といっちゃうという話から山下「よういち」、村田「ようすけ」、山下よういちクインテットですつってツアーに出るかという話
・「怒られちゃう」
・ヒドい世の中だと思うでしょう。でも、からの話にちょっと気分が軽くなる。ちょっとだけ

・どの歌にしようか。日本語? 英語? ヘブライ語? と希望を募る
・日本語の歌でアンコール。「mint exorcist」いただきました
・初夏のクインテットも素敵だな。年末に限らず他の公演も出来るだけ聴きに行こう
・でもきっと、ピットインで聴けるこのクインテットがいちばん好き

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胆力のある子。ほんと、このクリアファイルみたいにポコッと癌がとれればいいのにね。
ロン毛だったのに髪の毛全くなくなってて流石に胸を衝かれたが、こちらがショックを受けてる場合ではないのだ。絶対治してくれ、治ってくれ。そんで音源出そう、サーキットにも出よう

とかいってたら。ほんとだなほんとに出してくれるな(というか4年前ライヴレコーディングした分はどうなった…マイルスのロストクインテットを目指さなくていいのよ……)

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— kai (@flower-lens.bsky.social) 0:00 · Jul 3, 2026

音源絶対出そう、サーキットにも出よう(2回目)