Leaflets of the Rikyu Rat
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2005年06月30日(木) 大人の世界に住む 子供な大人のヒトたち ��


 物語の中で、笠原メイは主人公のオカダトオルに対して「まるで私のために戦ってくれてるような気がする」のだというようなことを言った。僕も本を読んでいて「まるで僕のために戦ってくれているような気」がした。“はっきりとは分からない憎むべき何か”を“バット”を用い、フルスイングで叩き潰す彼を心の底から応援した。


2005年06月28日(火) 大人の世界に住む 子供な大人のヒトたち ��


 僕は小さい頃から高校生になるくらいまで、
 親や教師やその他の大人を絶対的なものとして見ていたと思う。
 自分の父親は特に「自分はお前の父親であって、絶対的にお前を育てる義務があるのだし、
 そしてお前は自分に服従する義務があるのだ」と言う風に僕に接した。
 そのため僕はそんな絶対的なものにちっぽけな反駁を繰り返しながらも服従していた。
 先生には我ながら嘘臭いと思えるくらい真面目に接していたし、
 先生たちはそんなウソ臭い自分に対して各々の性格に従って概ね好意的に接してくれた。
 従順な生徒に、酷い対応をとる教師は滅多に居なかった。
 家族などという血の繋がりはどうしても覆すことはできないし、呪縛のようなものであると僕には思われた。兎に角親が嫌いだった。
 それぞれの家族を持つ大人たちは子供に対してほぼ一様に偉そうな態度を取り、それも僕には気に食わなかった。
 その大人からの抑圧や呪縛のようなものからひたすら開放されたくて仕方がなかった。
 早く大人になりたい。
 早く大人になりたい。
 いつもそんな風に考えていた。
 けど、子供と大人の境界線がどこにあるのか僕には分からなかった。
 いつになれば「今日から僕は大人なのだ」と胸を張って言えるのか良く分からなかった。
 今でも良く分からない。




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2005年06月27日(月) 大人の世界に住む 子供な大人のヒトたち ��

 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」を再読(何度目になるだろうか?)、一週間ほどかけて先ほど(午前五時頃)読み終える。
 最後の数百ページは僕の集中力の全てを注ぎ込み、数時間かけて一気に読破する。
 初めて僕がこの本を読んだときは確かまだ高校二年で十七の頃だった。
 まったく同じように一週間ほどの時間をかけ第一部と第二部をゆっくりと読み、
 第三部の全五百ページ程を朝六時までかけて一気読破したことを思い出した。
 確か翌日、というかその日は、あまりの充足感と眠気とによって高校をサボった。
 そんな風に僕は昔のことをふと思い出し、連鎖して当時僕が考えていた頃のことを思い出した。

 二十一になった区切りとして、
 以前書いて消えてしまった文章を再構築して、
 また僕の中で燻って消えようとしない
 あの頃の想いをもっと明確に記したいという欲求の顕れの結果として、
 自分自身について、
 あるいは自分自身を取り巻いた大人のヒトたちについて、
 少し掘り下げて書いてみようかと思う。




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2005年06月24日(金) 明日のことは誰にも分からない。明後日なんてもっと分からない。


 僕と彼の関係はとても微妙だ。
 週に四回、五回と会っているし、傍から見れば恋人のように見えるだろう。
 けれど、実際は恋人とか友達とか、そんなカテゴライズできる関係でも無い。
 今の関係が何時までも続くのか、あるいは進展するのか、それともすぐに終わってしまうのか、それすらも分からない。
 僕は明瞭な関係を理想としてはいるけれど、混沌としていればしていたで、その混沌の中で生きて行くこともできるのだと感じた。

 彼は酷く奥手で小心ではあったけれど、その実は一言で言えば「やりまくり」なお兄さんだった。
 暇だからハッテン場へ行くのだと言う。
 “百人斬り”なんて遥か昔に達成してしまったらしい。
 流石モテ筋な顔、髪型、体型、年齢。
 体だけの関係なんて簡単なものだと言う。
 しかし心を開くのには長い長い時間を要するようであった。

 体型だけは完璧な体育会系である割に、性格は極端に文系的だった。
 確かに、なかなか独特な価値観が頭の中を渦巻いていた。
 僕はそれを誘導的に聞き出し、彼の世界を言語の世界に構築する。
 僕も極端に理屈っぽくなりながら、彼の世界を吟味し、己と比較する。

 おそらく彼は僕に対して性的な魅力をそれほど感じていないだろう、ということは容易に読み取れた。
 僕はそういうことは、人と付き合う上でとても大切だと思っているから、
 彼といることにいまいち自信が持てずにいるのである。
 しかし彼は僕と会って話をしたいのだと言う。
 安心して話ができるのだと言う。
 
 それで僕は、恋人としてではなく、
 恋人では無い何か、まあ敢えて言えば一人の人間として彼との時間を過ごすことにした。
 だから僕は「恋人」に対して求めるものを彼には求めないし、わがままも言わない。
 ある時は距離を置き、ある時は接近する。

 そう、彼には友達がいないのだと言う。
 携帯のメモリには二件(母親と、バイト先)しか入っていないのだ。
 僕のアドレスは記憶しているし、普段は「返信」しているだけなので登録する必要も無いとのことだ。
 友達は特に欲しくないらしい。
 恋人に親友性を求めるのだと言う。
 もし恋人ができたら、そのひとさえいればいいのだと言う。
 
 それは恋愛において相互補完性を追及する僕にとってはとても素敵な考えのように聞こえた。
 と同時に、(まさか携帯のメモリが二件だとか、)本当にそんな人間がいるのだと驚きもした。
 
 彼は時間だけはあるのだと言う。(求職中であるからだ。)
 そんな彼と過ごしていると、なかなか楽しいのであっという間に時間は過ぎるのであるが、
 あっという間であるにも関わらず、妙にゆったりとした時間を過ごすことができる。 
 そんな彼のゆったりとした時間の流れに我が身を任せていると、
 自分がどこに流れ着くのか全くもって予想が付かなくなる。

 今の僕と彼の関係はそのような感じだ。
 明日のことが誰にも分からないように、僕は彼とこれから先どうなっていくのかまったく分からない。
 なるようになるのではないかと思う。
 良い方向に向かって行けばいいなあとは思う。

 気付けば二十一になっていた。




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誕生日にお祝いの言葉をくださった方々、ありがとうございました。


2005年06月12日(日) 噂の真偽

 噂は噂以上でも噂以下でも無い訳で、
 自分で本人に直接確認するのが一番手っ取り早い。
 なので次会ったときに聞いてみよう。

 なんて思っていたら早速今日会うことになった。
 睡眠一時間半なので気付いたら転寝しているけれど、
 なんとか頑張ろう。
 会うのはたのしみなのだし。

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 以下全く関係の無い話。
 僕は病院も医師もボランティアでしているんじゃなくて、
 利益や給料のために働いてるのだとずっと思っていたので、
 お医者さんの態度や性格なんかが相対的に嫌いなのだけど
 仕方無いんだよなあと考えていたら、
 法律的には「公衆衛生の向上のための機関」であって
 「営利性の無い機関」だったのだと知って少し驚いた。
 (商法第501条、502条、503条、523条、医師法第?条より)
 (会計士資格のためにせっせと商法も勉強してます)
 勿論ボランティアでやってるわけでは無いだろうけれど、
 うーん。だったらもっと患者さんのことを第一に考えて欲しいなあと思う。
 営利性の無い機関がなんであんなに儲けてるのかが摩訶不思議。
 まあ、法律なんて建前でしか無いか。

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 いい天気だし部屋の掃除して洗濯でもしよっと。




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大学の先輩及び大学関連の顔見知りさんたちのHPをメモ的にリンク。
わがままですがリンク返さないで戴ければありがたいです。(知り合いにバレる確率が上がるので。笑)
・typeAの散種的妄言録−大学の先輩。同性愛関連から哲学、社会批判まで。ある程度学術用語知識が無いと読むのが大変かもしれません。文章は硬いけど実際喋ると芸人っぽいです。
・オタクでアレゲィ:mizututaのチラシの裏−元大学の先輩。(去年卒業されました。)題名からも分かりますがアレなひとです。実際アレな感じです。w
・schizo(分裂症)なblog 【スキゾナブログ】−元大学の先輩。現在別の大学院に通われてます。

あと、エンピツをふらふらしていたら山崎ナオコーラさんの日記を発見しました。作家さんの日記が読めるのは、なんとなく嬉しい。「人のセックスを笑うな」はあっという間に読み終わってしまったので、長編小説が読みたいなあ、なんて思う。


2005年06月11日(土) とてもいやな話をきいてしまった

 彼に付き合ってるひとがいるとかいないとか。
 動揺する。
 午前八時半帰宅。


2005年06月10日(金) 猫一万匹はいりましたー!(かぶってます)(早速はがされかけてます)

 彼と別れてから早くも二ヶ月ほどが経ち、
 恋愛がすっかり姿を潜めると、己は仕方なく自己に対して目を向けることに戻る。
 先週はその傾向が極めて強く出て日記にも反映されようとしていた。(される前に消えたけど。)
 失恋は、内省するには、これ以上無いくらい良い機会だ。

 と、思っていたらひょんなところから出会いがあった。

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 次の点線まで読み飛ばして貰ってまったく構わないのだけど、
 まず先々週の土日の出来事から。
 日記に知り合ったひとと飲むことになる、と書いて以来
 どうなったか書くのをすっかり忘れていたのだけれど、普通に飯を食って遊んでいだ。
 遊びまくった。
 午後十一時から朝の六時まで。
 飯を食ってゲーセンに行ってドライブして飯を食って。
 全て奢ってもらってしまったのだけど、僕の人生の中で一番贅沢をしたと思う。
 食費だけで五万円くらいだった・・・。ご馳走様でした。
 食べながら「こんなの食べていいのだろうか」と冷や汗をかいた。
 相手のひともただのサラリーマンであるし、それ程お金を持ってるというわけでも無いはずなのに。
 
 しかしこう言っては(しっかり奢って貰っておいて)ひたすら申し訳無いのだけど、
 それ程楽しく無かったのが実情だ。
 相手もおそらくそう思っただろうと思う。
 実際、あれ以来連絡が途絶えている。
 まあ、こんなものなのだろうなあ。

 外見が良ければある程度の内面をカバーできる。
 性格が良ければある程度の外見はカバーできる。
 けど、どちらもそれ程でなかったら、どうしようも無い話だ。
 決してそのどちらかが、あるいはどちらもが「悪い」訳ではないのだけれど、
 人付き合いには相性というものがあって、たまたまそれが合わなかったのだろう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 それより、驚くべきは最初に少しだけ触れた、出会いの件だ。
 ゲイバーでバイトをし始めて一年と四ヶ月。
 初めて「それっぽい出会い」があった。
 バイトをしつつ「いいひとに会えないかなあ」などと少しだけ期待していたのは事実であるけれど、
 店子(ミセコ:ゲイバーで働く店員の総称)に声をかける客なんて、
 色目当ての軟派で軽い人間が多いのだろうなあと敬遠していた。
 それに、「店で知り合う」ということはすなわち「周知」ということである。
 働きにくくなることこの上無いのだ。

 そのひとを店で見るのは三度目くらいだっただろうか。
 顔はタイプだったけれども上に書いているような理由から取り立てて胸も躍らなかった。
 いつも夜中にやってきた。
 一度目は何を話したかも覚えていない(もしかしたら何も話していないかも)、
 二度目は誰とでも話すようなどうでも良いとりとめもない会話、
 そして三度目が今回だ。
 たまたま彼は僕の目の前に座った。

 少し話をして、前回受けた印象とかなり違うことに驚いた。
 顔が良い人間と言うのは、基本的に少し驕ったところがある。
 外見が良いと、ゲイにおけるコミュニケーションでは「どうにかなる」ことが多いからだ。
 多くのひとから声をかけられ優越に浸り、少しずつ高慢になる傾向がある。

 そのコミュニケーションに於いて、
 前回は短い会話をそつなくこなしていたため
 彼もそんな人間かと思っていた。
 のだけれど、実はかなり違ったのだ。
 あれこれと様々な話をすれば彼は途端に自信を欠いたような口調になり、
 小心な様子を見せ、何故か“しまった”というような顔をする。
 それ程変な話をしているわけでもないのに、「自分を変だと思ってる風」なのだった。
 
 確かに少し普通ではなかった。
 普通なのに、普通ではないと思い焦る様子が普通では無い、という感じだ。
 面白い。(そしてその仕草がかわいい。)

 かなり酒を飲まされて少々酔っていため記憶が定かで無いのだけど、
 先輩に「あんたこういうのタイプじゃない?」と尋ねられ、
 パフォーマンスとお世辞を含め「めっちゃくちゃタイプっすよ」と応えた。
 まあ、実際“めっちゃくちゃタイプ”だったのだけれど。
 で、気付けばその彼のアドレスと電話番号をGETしていた。
 (彼が紙に書いて渡してくれた。)
 
 彼がとんでも無く照れているのが見て取れ、
 うわー、かわいいよ。と心の中で思う。

 「こっちは私に任せてあんたは二人で話してなさ〜い♪」とすっかりくっつけられ、
 僕に聞こえないように先輩はマスターに耳打ちする。
 マスターが「ぐふふふふ!」と含み笑いをする。
 彼が赤くなる。そんな様子を傍観しながら、
 うーん、かわいい。なんて暢気に考えた。
 
 何だか妙にテンションが高くなって、僕ばかり話していたように思う。
 そのせいで彼に関して分かったことは三十歳だということ、
 奈良に住んでるのだということ、求職中らしいということ、
 それくらいだった。

 朝五時半になった頃、彼が会計を済ませ帰ろうとしたら、
 「あんたも荷物持って帰りなさい」と言われる。
 「いや、そんな、後片付けとかまだあるのに」といえば
 「いいから、そのまま二人で帰って、送ってあげなさい」と有無を言わせない勢いで言われる。
 
 十歳も年下の僕に、彼はきちんとした丁寧語を使う。
 「タメ口でいいですよ」と言っても「いや、無理です」と言われる。何がだ。
 「阪急ですよね?送ります」と言われ、何故か送る側なはずなのに送られホームで別れ、帰宅。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

 二日に一日くらい、メールで短いやりとりしていた。
 そして今日、梅田に出てきたとのメールが来たので一緒に梅田を見て回ることにした。
 行きたい場所はあるかと言われ、「うーん」と唸る。
 好きな場所はあるかと聞かれたので、「スカイビル」と答えた。
 スカイビル下のベンチに座り、会話。
 暫くして梅田HEPへ行き、飯を食う。会話。
 資格学校のあるセンタービルへ行き、地下の広場で会話。
 いろいろな話をした。

 意外に彼は饒舌で、また僕ばかり話すことになるのだろうかという恐れは杞憂に終わった。
 むしろ、その意外性が嬉しかった。
 そういえば、彼が僕に丁寧語を使うのは「まだ僕が怖いから」らしい。怖がられた。
 「すごくにこにこして僕に合わせてくれてるけど、実はもっとサッパリしてそう」と言われた。
 うわあ、当たってる。猫かぶりを見破られた。
 けど、にこにこしてるのは本当に楽しかったからでもある。
 
 彼は奥手で、やさしい。
 
 不思議な一日だった。
 センタービルの前で別れる。
 彼は階段をのぼり、僕はビルに入りエレベータに乗った。
 
 彼は丁寧なメールを僕にくれ、つられて僕も「ですます調」なメールを返す。
 そんなやりとりが今はとても楽しく、心が躍る。
 付き合うことになるか、とか、そういうのは良く分からないのだけど、
 いいひとと会えたなあ、と思う。
 勿論、もし付き合えたらいいなあとも思う。
 けれどそう簡単にうまく行きもしないだろうし、期待しないで待ってようかと思う。
 多分彼からは付き合おうなんて言ってこないと思うけど、
 (そういうことをそう簡単には言えない人間だと思う。僕の洞察によると。)
 それでも待ってみようと思う。
 前の彼と別れてまだ二ヶ月だし、すぐに次、というのが何となく嫌なのだ。
 そしてまたすぐに別れることになったら虚しい。
 
 もっと彼と話がしたいなあ。
 もっと彼のことを知りたい。

 うーん、すっかりはまってるかもしれない。やばいな。




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2005年06月03日(金) やってしまった

渾身の力を込めて書いた日記を凡ミスで消してしまいました。
ドラクエの記録が消えてしまったような懐かしい心境。そんな午前六時前。
はあ、そろそろ寝ようかな。
僕は書くたびに感情が動いてすらすらと指が勝手にキーボードを打ってしまう人間なので同じ文章を書くことは無理なほうです。
題名は「所感:どうすることもできないものへのちっぽけ反駁」でした。
うーん。気が向いたらまた書きます・・・。(たぶん内容が一層ちっぽけ化しますが。はは。)




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