原初

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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年09月20日(土)
何回目かの熱血なハードル。


マクロス本編を見るまではラジオ断ちをしています。という事で最近聞いているネットラジオは一つだけになったんですが、これが最近、タメになる。
ラジオDEシャキンというもので、判る人には判るネタがタイトルのこれは漫画家の種村有菜先生がパーソナリティを務めていらっしゃって、概要は多分普通のラジオとそう違わないんじゃなかろうかと思いつつ普通のラジオをあんま知らんのですが。投稿された絵を紹介したり手紙を紹介したりは毎回聞き飛ばしているんですが(わ)、漫画家がやるラジオの見所として期待してしまうコーナーが矢張りと言うか当然のようにありまして、最近個人的に盛り上がっております。
これがネットラジオの良いところか、サイトに動画がありまして、そこでその日のテーマに沿ってお題を描いている様子が見られるんです。
例えば瞳の描き方とかが以前あったんですが、徐々に少女漫画の目になっていく様は壮観で、且つ、その回は他の漫画家さんと描き比べていたんですが、やっぱり違いがあるんだなと。
で、ここ三回くらいコピックの塗り方が続いていて、これも本当に、始めはただの色なのに徐々に徐々にリアルな質感が出来上がっていく様子に感動すら覚えそうです。
尤も自分はコピックなんて使いませんが、見てると手にしてみたくなるくらいです。ただ絵板にラクガキする時とかにちょっと思い出しそう。誰でも一度は躓くであろう影の付け方とか、その手慣れた具合をトレースしてしまいたくなる。
影はポージングによって異なるので応用は出来なさそうですが、やっぱりどの辺に影が出来るかという計算が、完成形をただ見るより作っていく段階を見る方が式が見えてきて、まぁやっぱり誰かが魂を込めて製作している過程を見ると言うのは大変オツなものですよね、と。
丁度深夜番組のギョーテック、業界テクニックハンターという正式名称で端的に言えば彼是専門分野にお邪魔して紹介していくという内容なんですが、今夜漫画業界潜入という事で北斗の拳の作者のところにお邪魔していて、本当に邪魔してるなぁと思いながら(笑)、あの濃い絵がカケアミ、延いては一本一本の線で本当に創り上げられているのだと思うと、鳥肌が立つね。


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