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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年09月26日(金)
いつもいつもその手順で間違えてしまうよ。


昔購読していた少女雑誌についていたふろく。
幼い頃は片っ端から作っては、完成形を見て満足していた。尤も自分が作った訳ではないので、故に愛着に繋がらなかったのやも知れません。その辺の誰かをひっ捕まえて頼んでいました。なんだ図形や三次元が苦手なの昔からだったかw
暫くすると日常生活に耐え得るものが無い事に気がつき(用途が見当たらない、所詮紙なので耐久性が無いなど)、あまり執着はせず、その内作ろう作ろうと積みが始まりました。この頃には読者頁を読んで四苦八苦しながら己で築いたものですが、なんだ放置ぐせも昔からなのかww
して今現在ではそもそもふろく付きをそもそも購入しなくなりましたが、そうなる手前では最早作る気も無く必要が無ければ捨てるという悪逆非道っぷりですが。注釈を入れれば、作りたいのは山々なんですが例えば現状溜まっている雑誌やアニメを見るに時間管理が不得手なようで、それでも取っておきたいのは山々なんですがペッとぽい捨てされた訳ですね。なんだ収集癖も昔かr(略)
それらを重ね今では、嘗て作っておきながら墓場に燻っていたふろくなども捨てられる程に成長しましたが、ふと掃除中に見つけたのはダンボールにて熟成されていた作られる事も無かったふろく。
ところがどうもその柄、見た事がある。どころか完成品にして持っていた記憶がある。具体的には難し過ぎて手をつける気がしなかったので父君様辺りに頼んだという曖昧でありながらしっかりとした脳内映像付き。
ブツは満月をさがしてのロマンティックボックス? というらしく(捨ててしまう部分のパーツに書いてあった)、八角形という形に大きめのサイズ、紙ふろくにしては中々上質な質感や固さなのもさる事ながら、個人的に絵が蝶可愛い。側面の四変化をじろじろと眺め回した懐かしい時期まで蘇り、だからこそ一ふろくでありながら記憶に残っていたのやも知れません。
しかし解せないのは、嘗て作った筈でありながら見着手のものもある事。それも二つ。
つまり計三つ保持していた事になる訳ですが、え、なんでだ。
例えば全員サービスなんかに応募するにしても、りぼん辺りは同じ月のを買わなくても済むよう配慮されていますが、そうでないものでも二冊あれば充分です。しかし手許には何故か三つ。幾らなんでも三冊は買わないぞおれ……?
疑問を懐きつつも、折角保存用がある事だしと(その辺がヲタクっぽい根性なんだよ)、今では姿の見えない初代を思い描きながら勿論製作手引きなど今更手に入れようも無い為ふろく自体に描かれているこれをここに差してねv 的指示に従いながら四苦八苦工作してみました。どの穴にナニを挿せばよいのやら……変換にはなんら意図は御座いませんwww
なんていいながらも、山折りなのか谷折りなのか以外は思いの外するする進んだのも事実です。何処にどれが対応するのかきっちりしている。ひらがなの五十音、カタカナの五十音、アルファベットに、○△などの記号に至っては更に色分けされているというから、いやぁふろくを製作された方お疲れ様です。今更過ぎて届かないのはそうですが、指示されて作るより完成品をばらして再び作り直せるようにする作業の方が大変そうに思えますので、なんか敬礼したい。
本体が出来上がり、中底が出来上がり、蓋が出来上がり、組み合わせてさぁ完成、あれちょっと待てよこのふろくのウリは大容量と可愛らしさとそれから持ち運びが出来る、だったな。
………あれー、取っ手は何処だー? 今更取っ手だけ無いとかおかーさん許さないぞーニッコニコ。


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