
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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2008年10月05日(日) ■ |
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未だ見えぬものの手応えに。 |
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我が強い、と言うのは大変な事だ。どちらの意味でも。取り敢えずこれから話すのは、厄介なという意味合いですが。 特に会話する相手が互いに我が強いと、譲らなくて平行線。いや、勿論なぁなぁに返事されたりもういいやって諦められて賛同されたりするのは真っ平ごめんで、つまり相手の説に感化されるのか己の話術で説き伏せるのか、そういう話です。暴力的でなければ論争はとことんだっていいと思う。譲歩や妥協よりも納得を求めているので。 とは言いながら自分は大抵はなぁなぁか諦めか平行線しか辿った試しがないのですが、まぁ己も半生はそんな生き方していたから返ってきても文句は言えないんですが、此方の説が固まっていない分と、相手にだってその説を構築するに足る経験などがある訳で、やっぱり単純に打破すればいいって、そういうものでもないのだろうか。 しかし今日職場で行なわれていた会話は堂々巡りが不毛過ぎて、お互いもう少し落ち着いて話を聞いてみたらいいのにとはたから思った第三者。
その内容と言うのが、結構どうでも良かったのでまぁお暇な方はどうぞというノリで段落変えてみましたが(笑)、時間ギリギリに出勤してくる人々への対応。 オーナーは、例えば9:00から働くのに8:59に来る、ような数人に、それはいかんと叱咤。その理由は、遅刻かどうかの判断がぎりぎりまでつけられない点、全員がそうなったら店が回らなくなるのに中堅どころや幹部クラスの人々が平気でそうしていると示しがつかない点、それからミーティングの難。 引継ぎなどがあってもギリギリ出勤の為行なえず、結果勤務中にその時間を取らなければならず、遽しい上仕事効率が下がる、また発注内容などで長時間相談したくともその自由がない、と大体そんなところ。 個人的には五分十分前にはいて然るべきだと思いますが(矢張りどんな事があったかと報告を受ける時間は必要だろう)、貴重な時間を出来るだけ割く事無く最低限な動きで日々の生活をこなしていこうとする方には、あるかどうかもわからない変化の為に時間前に行くのも抵抗があるのでしょう。そしてそれが勤務中に取ろうと思えば取れると言うのが尚更。 そこんところを考慮して、当店は勤怠が15分刻みなんですが、15分前に来ればミーティングの時間もお給料が出るから解決策になるだろうと、そういうお話になったんだそうです。 が、ここから話が拗れたポイントへ。その通達を受けた方々が心がけて15分前に到着したところ、その時はオーナーは店にいませんでした。勿論ですが責任者と言っても人の子ですから運営しているコンビニと同じく24時間稼動出来る訳ではありません。 勿論引継ぎなんかは前の時間帯の人から聞けばいいですが、もう一つのミーティング内容であった店の運営に関しては、オーナーがいなければ始まりませんから、初日に出鼻を挫かれた数人は、じゃあオーナーがいる日だけ早めに来ればいいのだ、と解釈し、翌日いないと思ってギリギリに来た為、その時にはいたオーナーから約束の一つも守れないのかと落雷したのだと。 お冠のオーナーにしてみれば、ミーティングというのも理由の一つに過ぎず、例えその必要がなかろうとも、早めに来て欲しい。オーナーがいないからと言って再びギリギリに到着するようなその精神が気に食わない、と。 一方で時間節約隊の方々にしてみれば、そういう名目で早くおいでとされたのに初日から反古にしたのはあちらである、ともなる訳です。店の顔としても早く来て欲しいんだ、という意味合いを伝えていたのかすら定かではありませんが、その程度の言葉の重みだったのかとやる気が抜ける反面、オーナー自身はあっさりと破っておいて此方側の非ばかり追究するのは場合によっては傲慢だ、と。 うん、大体そんな感じです。……ぶっちゃけどうでもいi(略) しかしそれをオーナーと、従業員側に立って話す息子さんとで対立、とまではいかないものの白熱した討論になりまして、まぁーずっと己の正しさを主張するから堂々巡りなんですよ。 個人的には先にも書いたように給与も出るのだから早く来ればいいだけだろうとも思いますが、そう出来ない事情があったりもします。交通機関の時間帯や、その前に組んでいる用事など。
妥協をしたくない気持ちは判るし、だけど譲歩は解決に必要で、しかし案件なんて立場でどうとでも変えられてしまうから、本当に対話による平和なんてあるのだろうか。そういう発展。 まぁね、誰かが簡潔に筋道を纏めて、整理されたところで改めて歩み寄りが必要なんでしょうな。
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