愛より淡く
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2002年02月20日(水) 探偵に依頼してまで逢いたい人

「探偵になりたい」
テレビを見ていて夫が言った。私立探偵の活躍ぶりを紹介する番組だった。晩ご飯のときにちらっと新聞を読んで、「これ見たい!!探偵の浮気調査だって」と夫が反応を示したのだ。でもテレビをつけた時にはもう浮気調査は終わっていて、タレントの小池栄子さんが塾に通っていた頃、密かにあこがれていた先生の所在を確かめてほしいと女性探偵に依頼しているところだった。

それを見ながら夫は「いいなあ探偵、オレも探偵になりたいなあ」と言った。追跡したり張り込んだり聞きこみしたりすることにたまらない魅力を感じるらしい。車の中で一晩中張り込むなんて考えただけでわくわくする、いっぺんやってみたい。と言った。

それにしても探偵をやとってまで逢いたいと思われて、探し当ててもらえたらうれしいだろうなあと思った。

私には過去の知り合いで探偵さんをやとってまで私を探してくれる人なんていないだろうなあ。

もし私にありあまるほどのお金があれば、探偵さんにこっそり頼んで近況を探ってもらいたいと思う人はいることはいる。でもやっぱり怖いなあ。知らないままでいる方がいいのかもしれない。

その人のイメージは、いつまでも若くてさわやかな頃のままだし。下手に探し当てて、もし変わり果てていたとしたら、その人のそんな姿を目にするのは哀しいし。でも逆に、渋くて苦み走ったいい男にでもなっていたら?やん、どないしよう。どきどき。

って私の想像は果てしなく続くのだった。




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テキスト庵さん