愛より淡く
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2003年02月10日(月) 昔の名まえで出てみます。




「怖くて眠れなかった」


昨夜は、日曜洋画劇場「羊たちの沈黙」を観た。

噂には、聞いていたけど、ひやーー恐ろしかった


猟奇的な連続女性殺人事件を捜査中のFBIの訓練生(ジュディフォスター)が、手がかりを得るために、以前に似たような殺人事件をおこし拘禁中の元精神科医でかつ殺人鬼のレクターに協力(プロファイリング)を頼むのだけど。

このレクターさん、狂気そのものの人で、とんでもなく恐ろしい人だった。しかも頭が切れすぎるほどに切れて、度肝を抜くような方法で、二人の看守を惨殺して脱獄し、厳重な包囲網を見事にくぐりぬけ逃走するのだった。

そのシーンが、あまりにもえげつなくて恐ろしくて、思わず目を覆ったので、はっきりとは見ていないのだけど、ちらっと見た時、画面は血、血、血でいっぱいだった。

ああ。思い出しただけでも、背筋が寒くなる。ぶるぶる。


連続殺人犯役の人もそれなりに不気味で恐ろしかったけれど、なにしろ殺した女性の皮をはいで、その皮で自分の着るドレスを作っているような人なのだから。

レクターさんに比べれば、かすんでしまった。なにしろレクターさんは死体を食べてしまうような人なのだから。殺した看守の顔の皮をはいで、自分の顔にかぶってマスクにしてしまうような人なのだから。

それにしても、ヒロインの勇敢なこと。たった一人で連続殺人犯の家に乗り込んでゆくなんて無謀だとも思ったけど、さすがFBI、かっこよかった。


怖かったですね。恐ろしかったですね。それではみなさん、またお会いしましょう。さよなら。さよなら。さよなら。

ああ、できることならそんなふうに、映画終了後の淀川さんのあの名解説をもう一度聞いて、恐怖を和らげたかった。


怖かった。怖かった。怖かった。


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テキスト庵さん