愛より淡く
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2003年02月18日(火) 私が壊れるに至るまで   逢いたい人

あの個室の中で起こった出来事は、いったいどれが夢でどれが現実だったのかの、区別がつかないのだ。

できる限り区別をつけたいと思うのだけれど、思い出せば思い出すほど混乱するばかりで、うまくゆかない。


個室にいた時は、「今」が朝なのか昼なのか夜なのか、全くわからなかった。


ある時、私はベッドの上で、天井を眺めていた。

私は、小さい頃から天井を見るのが好きで、ヒマさえあれば、よく家の天井を見ていた。私の見ていた天井は、木の天井で、さまざまな形の木の模様があった。じっと見ていると、それらは、何かの物体に見えてくるのだ。

また、それらの物体は、日によって全く違ったものに見えた。

渦巻状の模様がいくつも重なって、怪しげな生き物がうごめいているようで、今にも飛び出してきそうな迫力にわくわくしたものだ。

個室の天井は、たぶん、コンクリートの天井だったように思う。薄汚れていて、ところどころひび割れていた。

その記憶は、かなり意識が鮮明な時の記憶だった。

その天井をたどってゆくと






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テキスト庵さん