愛より淡く
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2003年02月19日(水) |
私が壊れるに至るまで 殺意 |
ある時、ふと気がつくと、病室の片隅に、長身のスラリとした白衣姿の女性が立っていた。私が、目を覚ましたことに気がついたその女性は、こちらに近づいてきた。その女性は、金髪だった。
女性は、親しげに英語で私に話しかけてきた。やたらと早い英語で、何を言っているのか、さっぱりわからなかった。
にもかかわらず私は、そんな彼女に流暢な英語で応えていたのだ。
私は、自分で自分の話している英語が、さっぱりわからなかった。
にもかかわらず私は、その女性と英語で話し続けていたのである。
次から次へと驚くほど流暢な英語が出て来た。自分でも意味のわからない英語が。
私がそんなに流暢に英語がしゃべれるわけがなかった。
またもや、何かの霊が私に憑依してしまったとでもいうのか?
もしかして、憑依した霊は異国の人?
なにゆえに?
混乱しながらも、私はその女性と英語で話し続けていたのである。
その女性は、吸い込まれそうなほど深くて、どこか悲しい青色の目をしていた。
それからしばらくして私はその女性に
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ありがとうございましたゥ
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