愛より淡く![]()
☆ 愛情のカケラで 人気サイトランキング ありがとうございましたゥ ☆ 元美人妻A子の場合 その昔、まだ新婚だったA子は、近所でも評判の美人妻だった。 当時、彼女の夫は、昼間ひとりきりの妻を置いておくのが心配で、こっそり会社まで連れて行き、自分の社用車の中で待たせていた。 外回りの夫は、妻といっしょに営業に回った。毎日が夢ごこちだった。 たまに取引き先の営業マンや同僚に目撃された。 彼女の夫が、事情を説明するとみんなにひやかされた。というか、あきれられた。 光陰矢のごとし あれから何年たったのだろう? もはやA子に当時の面影はどこにもない。新妻だった頃の初々しさや愛らしさのかけらも、ない。 彼女がかつて巷で評判だった美人妻A子だったなんて、いったい誰が信じるだろう? それくらい時が経ってしまった。ああ無常!! さっき、夕飯の支度をしていたA子のところに電話があった。夫からだった。 「もしもし俺だ。今日、部下のMとKを家に連れてくるからおまえは、押入れに隠れておくように」 なんやねんそれ?どういう意味や?恥ずかしいて見せられへんてか?失礼なやっちゃ!!!! ぶつぶつ言いながらも押入れに隠れる今も昔も、変わらずに、夫に従順なA子なのであった。 そこで一句 どこに出しても恥ずかしい妻(サラリーマンKさんの某雑誌川柳入選作) 人気サイトランキング ありがとうございましたゥ
|