愛より淡く
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2003年10月25日(土) |
新婚時代はピンクのハートに包まれて・・・ |
というわけで、目薬のコーナーを後にして、お菓子コーナーに移動した私は、そこで、ものすごく仲むつましい夫婦を見かけたのだった。
それは私が、ポテトチップスを取ろうとした時のことだった。
「いや〜ん、○○ちゃん(旦那さんの愛称のようだった)そんなとこにいたの。探したんよ〜。そんな近くにいたなんてびっくりしちゃったぁ」
という声を耳にしたのだ。その声は、ひじょーに甘くて愛らしくて弾んでいた。
店の中で「プチまいご」になっていた旦那さんに再会?できた喜びをかみしめていらしたかのようだった。
旦那さんは、しじゅうデレデレしてはった。
そして2人は、お菓子コーナーの片隅で、思いっきり二人の世界に浸っておられたのだった。ナンビトも入り込むことができないような、分厚いピンクのハートのバリヤーに包まれているかのようだった。
どうでもよいが、だ、旦那さんの後ろにちょうど位置する山積みされたポテトチップスのとりづらかったことったら。いや、とれそうになかった。
手を伸ばして、うっかりその分厚いピンクのハートのバリヤーにさわってしまうと
大やけどするような気にさえなってしまった。あちちちちちち。
なんてね^^。
と、いうわけで、私は静かに、彼らがお菓子コーナーから移動してくれることを待つしかなかったのだった。
それでも本当にしあわせそうで、仲よさそうなご夫婦だった。
たぶん新婚さんだろう。奥さんのお腹は、臨月ほどの大きさだった。
買い物を終え、駐車場に行くと、夫は車の中でカーシートを倒して眠っていた。
夫を起こして、お菓子コーナーにいた仲むつましい新婚さんの話をして聞かせた。
「仲のええ夫婦って、ほんまによい感じやねえ。周りにもほんわかした幸せをふりまいてもらえるっていうか。見ていてほほえましかったわ。」
そういえば、うちらは私のお腹の中に上の子がいる時が、一番仲よかったような気がする。
あの頃は、夫は外回りだったので、お昼は必ず帰ってきたし、日に何度か様子を見に帰ってきていた。
なつかしいなあ。
あの頃の私は、いつもニコニコしていたような記憶しかない。
「あの頃は、ほんまに仲よかったねえ。今の100倍くらい大事にしてもろてたような気がするし。よかったわあ。あの頃に戻りたいわあ」
そんなようなことを、後部座席に座り、運転する夫の背後から話しかけていたのだった。
すると夫は、振り返ることなく、前だけを見つめて
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ありがとうございましたゥ
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