愛より淡く
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2003年12月07日(日) |
ドラマチックレディMの思い出 |
学生時代、友人にクリスマスコンパに誘われたことがある。でも私はどうも気が進まなかったので、断ってしまった。別にほかに用事もなにもなくて断る理由もないのに、そうしてしまった。そして私はその年のクリスマスもひとりでぼんやり過ごしたのだった。
しかし、そのコンパに参加した友人は、そこで未来の伴侶を見つけた。当時からエリート予備軍の申し分ない相手だった。
さらにその友人は、そのクリスマスコンパに参加したことで、その後のキャンパスライフをよりドラマチックなものにしていった。
もっとも彼女の場合、まるで生まれつきドラマチックな人生を約束されているかのように、それまでの人生も充分ドラマチックだったので、どっちに転んでもその後もドラマチックな展開が待っていたに違いないとも思うけど。
当時の私は、なんで彼女ばかりに、これでもかこれでもかというくらい、ドラマチックな出来事が次から次へと起こるのだろう?って不思議でしょうがなかった。そして、うらやましかった。
かくいう私は、それまで生きてきて、ドラマチックな出来事とはあまりに無縁だった。どちらかというとひたすら地味で波風の立たない人生を平々凡々と生きてきた。
まあ、そのようなエリート予備軍が集うクリスマスコンパに参加しないということじたい、無意識のうちにどこかでドラマチックな展開を避けてしまっていたような気もするのだけど。
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