今日は初レースでした。足の状態的にろくに走れない俺としては前日に鍼も打ったし、アミノバイタルも飲んだし「今やれることはやった！」みたいな感じで競技場に行ったのですが、やっぱ不安で不安でしょうがなかったですね。 なにせある程度は回復したものの右膝はジョックで痛くて、今日はけっこー長めにジョックしたのですが（2Kmくらい）、それでもそんなには楽にならず、いや〜な感じでアップが始まりました。 そしてその後、ドリル、流しと入っていったのですがやはり右膝が痛い・・。走りのバランスが取れない・・。しかし、幸いなことに今日はハムに関してはストライドを縮めて走ればそれほど痛みはなく（まぁ動いたその都度その都度ストレッチングをして細心の注意を払ったからでしょうが）、これが唯一の救いでした。 スプリントの状態は膝の痛みのため体のバランスがうまく取れず、そしてほんとはダッシュして速い動きで筋肉に刺激を送りたくてもそれもできず、そして400mをイメージして走ったラストからの100mとスタートからの200mでは思いっきり息が上がってしまい、とても400mを走りきれる気なんてしませんでした・・。 アップを終えて、コールに行き、腰ゼッケンをつけてからもなにか腹が決まらず、しばらくは不安と隣り合わせの状態でした。 が、ここで事態が一転します。下に降り、トラックに立つといろんな選手がいますよね？まぁいつも練習見てる高校生連中に会って少し落ち着いたというものありますが、なにより俺の憧れてる大好きな女子選手の姿が見れたこと！これで一気に俺の不安は消し飛びました。 ちゅうか負ける気がしなくなりました！ いやー、単純な性格ってこういう時にはほんとに得です。　(＠゜▽゜＠)b　ぐ〜 これで少しだけ落ち着きを取り戻した俺はとにかく「今の自分にできるレース」をすることを心がけるよう自分に言い聞かせました。 俺は3組の６レーン、まぁアップの感じからするとさすがに練習不足のため400mを満足に走りきる体力はなさそうなので「とにかく前半はとにかくリラックスしていこう」と決めてレースに臨みました。 号砲が鳴り、レース開始！スピードよりもとにかくリラックスを心がけた俺は第二コーナーを抜け、直線に入ったとこで一つ外のコースの奴を捕らえられたので、そのリズムを保って走りました。しかし俺の一つ内の五レーンの奴が飛ばしており、バックで俺を食いにかかり、そのまま並ばれてしまいました。 しかし、いくら走れてなかろうとも「経験」ってのは財産ですね。根拠は全くなかったんですけど「大丈夫！この子はラストまで持たない。第三コーナーからはこの子のリズムに乗って外から捲くりにかかろう」ってパッと浮かんだんですよね。 そしてその予想は的中！200mをほんと楽に通過できた俺は第三コーナーで五レーンのこのリズムに乗って外から抜き去り、第四コーナーを抜けたところではトップ！ ラストの直線に入ったところで「いける！」と思った俺はここからギアを全開にしフルスロット！しかし、体力には十分余力があったつもりが、どのレーンかはわからないけど後ろから猛烈な勢いで足音が迫ってくるのがわかった。この足音にかなりおびえながらも後ろからあおられたこともあり、最後まで全力で、そして最後の最後は泳ぐかのように走りきり、そのまま一位でゴール！「やったぁ〜！」と思い、ゴールタイマーを見るとそこにあった数字は・・・ ご、50秒67・・？いまの状態で50秒台が出た・・!? 最初はかなり驚き、一瞬アタマが真っ白になりましたが、それを把握した瞬間に喜びが込み上げてきて、思わずその喜びをかみ締めるようなガッツポーズが自然と出てしまいました、それほど嬉しかった・・。「やれる、俺はまだやれる・・！」ってのが一番の想いでしたね。 その後、正式発表では50秒69。たかだか50秒台という数字ではありますが、俺にしてみれば2年ぶりの50秒台、そして全体でも6番目の順位でした。 そして自分のレースを後でビデオで見てみると、やはり前半の動きは重い重い・・、しかし200m通過後からは腕でうまくリズムを作り、そして詰められたと思っていたラストも直線の中盤あたりまでは詰められていたものの、ラスト20mくらいからは少し離していたようで。ほんと展開だけで勝ったようなレースって感じでした・・・（￣▽￣；） ただ、今日のタイムってのは「本当の自分の力」じゃないですね。レース展開に恵まれたってのもありますが、あとグランドコンディションが本当に良かったんです。「今日でなきゃいつタイムが出るだ？」ってくらいでしたし。 でも結果だけで言えば二年ぶりの50秒台にシーズン初レースで組一着！自分としては上々のシーズンインとなりました！ Today's menu ドリル四種類X各一本 流しX二本 階段ドリルX五本 流しX二本 流し（スパイク）X四本 80mX三本 100mX二本 200mX一本 レース 400m　六レーン タイム　50秒69　一着（全体６位） 以上！