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2001年12月30日(日) 彼氏とのスキー旅行2日目

朝、
雪が少しだけチラチラと降っていた。
天気は良さそうだった。
スキー日和だ。


旅館の朝食はこれまた
期待以上のものだった。
囲炉裏をかこって
朝食べたいようなものばかり並んでいた。
彼氏にごはんをよそって
お茶をついで
湯豆腐をついで
どれもこれも大満足だった。
部屋に戻って朝風呂も入って
まだまだチェックアウトの時間まで時間があった。
アタシは化粧をしながらテレビを見てた。
彼氏もタバコを吸いながらテレビを見てたハズなのだが
こたつで寝ていた。。
なんでも27日は社員旅行で28日帰ってきてからその夜
こっちに向かって出発したらしい
(のだが、23時高速に乗って最初のパーキング(家から10分くらいのところ)でどうにも眠くなり仮眠をとっていたら気がつけば朝の9時頃だったというオチなのだが)
だから、疲れているのは当然だったのだ。
起きるまでゆっくりしていた。

時間ギリギリで宿を出発した。
ホントにイイ宿だった。



目指すスキー場は「芸北国際」
地図を見ながらアタシがナビをする。
山に入ると雪がかなり積もっていた。
四駆だからとりあえず
安心だったのだが・・・・
途中スタンドでガソリンを入れるときにチェーンを購入した。
人の車だったワケだし
なにか在ったら大変だからね。
安全第一。

其処で若いカップルが大金を払っていた。
お店のおばさんは
「帰るお金がなくなるやろ、カードとかでいいんだよ」
などと言っていた。
彼が払っていた金額は
10万以上だったのだ。(よくそんな現金持ち歩いているなぁ)
聞けば
そのカップルは前日
チェーンナシでスキーに行き
カーブで滑って
三回転した挙句、15メートル落ちたらしい・・・・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!
よく無事でいたもんだ。
雪の上に落ちたから衝撃も少なかったらしい
車も右のウインカーがつかないけど
どうも乗って帰れるようなくらいの状態だったようだ。
だけど、その車を引き上げるがために
クレーンを使ったというから
やはり大事故に匹敵するんじゃないだろうか?
凍った道路は怖い。
ブレーキを踏んではイケナイのだ。
それを聞いてワタシ達はチェーンを買ってよかったね
と話した。

スキー場について
最初に泊まるところを探した。
だけど当日予約なんてほとんどしてなかった。
近くの民宿がやっと見つかった。
其処は日頃軽食屋さんをしている民宿で
おばさんもとってもやさしい人だった。
またまたアタリだったのだ。
お風呂は温泉じゃないけどさ(-。-) ボソッ
だけど昔
彼氏と民宿には一回泊まったけど
其処に比べれば
100倍イイところだった。
ご飯は前日とは全く違うけど
おいしくって落ち付くご飯だった。

其処を予約して
スキーをし始めた。
ハリキッテいた私達は板やウエアを2日間借りたけど
結局一日しか使わなかった。


アタシは初級レベルだけど
彼氏は上級レベルだ。
昔、一度だけスキーをしに行った。
なぜか彼氏は一人で滑るのがイヤみたいで
アタシにかまってくる。
滑り方などを教えてくれる。
昔行った時よりやさしかった。
アタシはトロいからね
前の彼氏などからは怒られていたりした。
そして、教えるだけでなく
アタシは初級コースでちびちび何度も楽しみたいのに
どんどんムズカシイコースに連れて行く。
いらんっちゅーねん(ToT)
怖くて降りられないアタシだ。
でもいろいろ助言してくれる。
ていうか、アタシに付き合っていたら
自分だって十分楽しめないのにね。
「うまくなったよ!」
などと言ってアメとムチでくる。
感謝してますけどね(笑)
アタシ下手くてもイイよ(汗


結局10時間リフト券(夜の12時くらいまで)
買ってナイターもしようね♪
なんて言っていたが
リフトに乗った回数4回(汗
めっちゃもったいないっちゅーねん!(爆)
ナイターはご飯食べてお風呂入ったら
外の吹雪きに負けて断念したのだ。


夜テレビ見ながらかりんとなどを食べる。
いつもいろんなものアタシがお金を出していたのだが
この旅行の間、彼氏がいろいろ出してくれる。
ていうか、まぁ、結局全部で割り勘みたいなもんだったけどさ
でもソレうれしかった。
布団を敷いて
彼氏は布団の中でテレビを見ていたのだが
気がつくと眠っていた。
アタシは内心
「今日はセックスしなくていい」
などと思っていた。
彼氏のことは嫌いじゃない。
好きなほうだと思う。
いや、しみじみと好きだったりもするよ。
情なのかなんなのかわからないけど
心からキライにはなれない。
なれなかった。
寝姿を見てたら愛しかったりもする。
この人に尽くしていこうか、などと思ったりも・・

だけど
セックスが出来ない。
セックスはイヤだ。
そんなんでうまくいくのだろうか?
アタシがセックスを拒めばきっと彼氏はショックだと思う。
アタシが我慢したら、いつか溜まりに溜まって爆発するだろう。
セックスっていうのはムズカシイ。
アタシは彼氏に対して愛が薄れたからイヤになったのかな?
どうして前はできていたのかな?
どうして今はイヤなんだろう。
だけど寝姿を見てたら愛しい気持ちになるんだよ。
この人が好きで
辛かったり、心底心配したり、哀しかったり
お金のこととかホントにいろんなものを
アタシは乗り越えてきたんだ。
それはホント単純で
「彼氏が好き」ってただそれだけで
自分でも好きって思う気持ちは止められなかっただけの2年間で。

今でもやっぱり彼氏をキライになることは出来ない。
彼氏が変わったワケじゃない
アタシが変わったんだよね。

旅行中、昔の話なんかもちょこちょこした。
昔行ったスキーも広島だった。
アタシと彼氏にはそれだけの思い出がある。
2年分の思い出がある。
2年分の想いもある。
サトが言うように
「一時期悪い時期があってもそのうち良くなるかもしれないし」
今のアタシは報われてるんだと思う。
だけど、





セックスがイヤだ。




これって何かを意味してるんだろうか?




アタシはあまりしゃべるほうではない。
ずっと沈黙してる時間が長かったりする。
多少空想癖だったりするので
静かな時間は好きだ。
彼氏もそれで良さそうだ。
好きなときに思いついたことを
ポツリと話す。
それで成り立てる。

アタシのアタシらしいところを否定したりしない。
デリカシーも持ち合わせてる。
居心地はイイ。
そういう意味での居心地はいいよ。



だけど
今はセックスが苦痛だ。





そんなのなんの理由にもならないのだろうか?






なんともせつない夜だったのだ。



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