私的正論。

2002年08月10日(土) 限界。

田中真紀子辞職で最初の印象。

それは、劣等感と誇り高さの限界、ちゅうもん。




人気だけじゃ政治は出来ないよ、と言う御仁も多いが。
結局の所、永田町いうんは。
本質的なマンパワーだけで戦う場所なんだろうと、桜木は思う。


田中真紀子は、その父親からカリスマ性と票田を受け継いだと言われているが。
それだけじゃダメだった、てことだろう。







でまー、総論を言うなら。

たった一人の人間の力で、汚染された場の真実を暴き正しい道へと引き戻そう、てなら。
まず本当のあほうになって、ミソもクソも無ェ、真ッ正直の虚心にまみれるべきだった、てとこか。









「真紀子さんは強い強い」と人は言うたが。

あれは虚勢。


てめえの権力を、てめえの人的価値を。
心底信じられる人間なら、猜疑心の底なし沼に落ちようとも強く居るはずで。

あの過去の集中砲火が「イジメ」に見えた時点で、すでに田中真紀子は堕ちていた。






劣等感と誇り高さが、人を生かし理想を育てる。
いつの時代も新しい時代を開いた人間にゃ、後ろ暗いとこが山ほどあった。

が。

そいつは言うほど簡単なことじゃない。









桜木も無責任な大衆の一員で。
何の心理的応援もしねーで、ただ「ガンバレヨ」と思ってたに過ぎねー輩。

けど。一人の人間が永田町を去ったという、この事実から何かを学び取ることが。
今の自分に課された、国民としての義務だろうと思ってる。



本当に恵まれた人間は何も痛まず。何も感じず。
いつだってアグラをかいて飯を食っている。






そうやって何もしなかった人間にヨ。

たとえ一時にせよ、多くの人間の希望や理想ちゅうもんを背負い。
多少は見せかけであったにせよ、それに答えようと戦った人間を、揶揄する資格は無ェよ。





まー。自叙伝か暴露本でも書いてくれんのかナ。

田中真紀子さん。

お疲れ様でした。しんどい戦いの日々を有り難う。





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桜木



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