*-* こころ *-*
もくじ|これまで|この後
宴会が終わってから出発したNobuは 事故渋滞(?)のため大幅に遅れて到着した
1ヶ月ぶりに見るNobuの顔 やっぱり少し怒ってる
側に寄って恐る恐る背中に手を回してみる けど、抱しめてくれる事も無く違うところを見てる
『どうする?』
「お腹すいてないの?」 『中途半端に空いてるかな!?』 「じゃ、どこか食べに行こうか!」
Nobuの後ろを付いて行きながら やっぱりこなきゃ良かったかなと思ってた
良くわからないNobuの本音
ファミレスに到着して ワインとつまみを注文して たわいも無い話を始める
笑わないNobu
いつもの事なんだけど
どうしてNobuって感情表現が下手なのかな? 言葉でも表情でも
ボトルを1本空けて店を出る お互い全然酔う事も無く しらふのまま
ホテルを探す前に コンビニに寄る お酒を手に入れるために
2人で居るときには必ずお酒がついてまわる 酔わないと本音が出せない2人
日本酒と酎ハイを買い込み 宿探し 2台の大きな車 近曜の夜
グルグル回ってようやく見つけた
部屋に入りまた飲み直し
少し酔ってきたNobu 全然酔わない私
酔うと妙にテンションが高くなるNobuは ちっとも酔わない私に不満が有ったのか 口移しに日本酒をダバダバ飲ませる
一瞬で酔いつぶれた私 その後何が起こったのかもわからない 泣きながらNobuに何か話したような気はするけれど
ホテルのモーニングコールで目が覚め時は しっかりNobuの腕枕にしがみついてた
いい歳の男と女が ホテルで一夜を過ごし
お風呂に入り
その後は眠るだけ
何も着ず 素のままの2人なのに
何も起こらない夜
朝目が覚めて 少しじゃれあいながらも
何もせず
時間だねと言って服を着る
そういうことがさりげなく出来るNobuだから
やっぱり好きなんだと思う
男と女の間に
心のつながりと 身体のつながりと
どちらも大切だと思う
でも、惰性でつながる事に嫌悪を抱く私には
今日抱かれなかった事を 素直にうれしいと感じる
お互いに望んだときにこそ 愛を感じるものだと思ってるから
連れ合いとは一方的なつながりで
私は風俗嬢かダッチワイフかと感じてた
悲しみも、怒りも通り越して 何も感じられない人形になってた
隣で寝ることを恐れ 身体に触れられる事を恐れ
眠れない日々を過ごしてきた
愛されてる事を感じられないまま
Nobuと逢った日から自宅に帰るのをやめた 今は連れ合いと同じ屋根の下で夜を過ごせない
それはNobuがいるというからではなく 自分の気持ちの限界を超えたから
Nobuと知り合うずっと前から抱いていた気持ち
世間では別居と言うそうだけどね
これからどうなるのかな
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