2002年01月21日(月) |
興味無さそうな顔してる、君は嘘吐き。 |
今まで自分の吐いてきた嘘は一体幾らあったろうと考えると、気が遠くなった。 嘘にも色々あって、 自分を守る嘘、他人を守る嘘、『何か』を守る嘘、いらない嘘、愉快な嘘、 種類は様々だ。 そうやって分類していくと、一番多いのは、あたしの場合は愉快な嘘だった。 その次が、自分を守る嘘でしょうか。 本当にまぁ日々、口先三寸で生きてる人間なので、 あたしの周りにもやはり、虚と実の狭間のスリルを楽しんで下さる方ばかりが集まっている。 勿論、嘘ばっかり言うてる訳ではない。 飽くまで、愉快な嘘、ですから……。
先日、高校から急に思い立って学校を去っていったユニークな友人と遊んだ折、 ゲームセンターで嘘発見機みたいなゲームをした。 ゲーム機に繋がれた受話器に向かって、設問に答えるもの。 カメラも付いていて、あたしの声の音声解析と視線の彷徨を元に嘘かどうかを見分けるらしい。 見事に、化けの皮を剥がされました。 『恒常的に嘘を吐く、言わば嘘は方便とでも思っている人です』 とか何とか診断されてしまった。 その友人Dは、 「ああ、やっぱりね。ってゆーかそんなの知ってるし」 とさらりと言ってのけた。 好きよ、あなたのそういうとこ(笑)。
でもやはり、幾ら愉快な嘘といえど、それを発揮できる相手は自然と限られてくる。 そういう相手が今、こうして身の回りにたくさんいるということは、なんて幸せなのかしら。 今日の放課後、久々にお友達のSちゃんと寄り道なぞして帰った。 モスバーガーで「ああ、太ってしまうわ」とか言いつつ、もぐもぐしながらお喋りを楽しむ。 そうしてふと、3月1日は卒業礼拝ね、という話になって、 「あたしらも後1年しかこの学校にいられないのか……」 としんみりした気持ちになってしまった。 中高一貫教育の為に、あたしらはお互いに、いつも一緒なのが普通になっていた。 でも特に共通点も無いのに、 ただ何故か非常に気が合って、気遣いの要らない居心地の良い6人が集まっていたから、 当然みんなの進路はバラバラだったりする。 あたしは人文で哲学を、Iちゃんは医学部へ、件のSちゃんは英文科、他のIは法学部、などなど。 その上6人の内、Sちゃん、I、Kちゃんは県外に行ってしまう。 本当にみんな、バラバラになってしまうのだ。 当然大学に行ってからもメールとか連絡は続けていくけれど、 いつも当たり前のように会っていたみんなが、もうそれぞれ自分の場所へ羽ばたいて行く。 あたしも勿論自分の目指すべき場所へ行くけれど、だけどやっぱり、寂しい。 まだセンター試験も受けない内から卒業の寂しさなんか感じてる場合ではないけれど、 大人になっていくって、やっぱり切ないことなんだと思った。 大学から就職して、これから先も様々な人間関係を築いていくのは確かだけれど、 やはりあたしの一番の『友達』は、この6人なんだろうね。 ……あら、ひょっとすると8人だったかしら? 人数多すぎて、正確な人数把握できないわ。 所詮あたしは鳥頭(笑)。頑張れ、受験生!!
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